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『狼のカードを引いた者は…』
『羊を1匹、ころせ』
その言葉を聞き、目を見開いた。
ころ…す…？え、聞き間違ってるわけでは…なさそうだ。つまり、今日、私は…死ぬかもしれない、ということ。死にたくないのもあるが、それ以上に、この中に犯人がいる…と思うと、一気に寒気が襲ってきた。
…生き続けないと。
そんな思考が、頭をよぎった。
どうにかして、生きなければならない。人として、人間として、生き続けないと…
妙に冷えた頭で、そんな事を考えた。
しばらくして、ウルフとメリーがいなくなった後、ペア行動をする事になった。私は、よくわかんない人と、ペアを組んでリビングを探索することになっていたが、その人はやる気がなさそうだったので、探索はほぼ1人でやった。
名前はわからないけど、ゲームばかりしてる人なので、ゲームセンターくんと呼ばせていただこう。ネーミングセンスの無さは気にしちゃいけない。
出口を探した。が、見事なまでに何も無い。いや、あるにはあるのだけど、脱出する所とかは見つからないのだ。
うーん、戻るしかないのか…？それとも、そこにいるゲームセンターくんに、助けを求めるか…うーん…どうしよう…？
悩んだ末、とりあえず、意見だけは聞いてみることにした。
声の小さい私でも聞こえるように、彼の前に立ち、呼びかけた。
「えーと…あの、すみません」
「…」
無視！？ひ、ひどい…いや、でも、聞かないとダメだ。私は、人一倍駄目なのだから、人並み以上に頑張らないと…！
「んー…えーと、貴方なら、ここのどこに、出口を隠しますか？」
「…」
「…わからないですよね、すみません」
開始数秒で撃沈した。
落ち込んでたら何か起きないかなと期待したけど、特に何も無かったので、自力で探すことにした。んー…着いてきてくれるだけ、ありがたいと思うか…
頑張って周りを探してみると、ナイフが床に落ちてるのが目に見えた。これを渡すと、まあ危ないのはわかりきってるので、報告だけして戻しておこうと決めた。
「あっ！見てください！ナイフがありましたよ！ナイフ！」
「…」
やはり無視されてるようだ。
そうだよね、私なんか興味無いよね…そんなことを思いながら、それを床に戻そうとして…やめた。
狼の手に渡ったら大変だから、持っておこう。また集まった時に、報告だけして、壊そうかな。そう思った。
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ゆのみ(プロフ) - 橋本アリィちゃんさん» ありがとうございます！少しずつ更新していく予定なので、ゆっくりお待ち頂けますと嬉しいです…！ (2021年9月11日 21時) (
レス) id: 19928cbf59 (このIDを非表示/違反報告)
橋本アリィちゃん(プロフ) - とても面白かったです！続きを待ってます！(*´ω｀*) (2021年9月11日 1時) (レス) id: 1849d0f1e6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆのみ(プロフ) - nayuさん» nayuさん…！はい、更新頑張りますっ！コメントありがとうございます(^^) (2021年7月19日 10時) (レス) id: 19928cbf59 (このIDを非表示/違反報告)
nayu - ゆのみさん！スランプ状態なのはわかっていますが、更新頑張ってください！ (2021年7月19日 6時) (レス) id: 900d4dc860 (このIDを非表示/違反報告)
ゆのみ(プロフ) - nayuさん» ありがとうございます！そう言って下さり嬉しいですっ！ライムちゃん、大人っぽくするつもりだったのですが、結構可愛くなっちゃいました(笑) (2021年6月27日 12時) (レス) id: 19928cbf59 (このIDを非表示/違反報告)
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