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色々話していると、コウくんの背中に、ある人物が飛びついてきた。
虹色の髪を見て、リンタロウくんと気づく。そういえば、この2人は、かなり仲が良さそうだったよなぁ。そう思いながら、2人を見て、微笑んだ。
「2人とも、何話してたのー？」
「…教えて欲しいか？」
「コウくんは怖いからぁ、ライムちゃんに教えてもらお〜♪ねね、ライムちゃん、何話してたの？」
そう言い、私の方に歩いてくるリンタロウくんと、呆れたように別の席へ移るコウくん。リンタロウくんの顔は、意地悪そうな顔をしていて、逆らえないなと、そう思った。
呆れた顔をするコウくんをよそ目に、言葉を選んで、その質問に答えた。
「うーん…私の友達の話、ですかね？」
「そうなの？へぇ…ライムちゃん、友達がいたんだね♪」
「はい、いましたよ。8つも年上だったんですけど、兄さんや妹とも遊んでくれたし、優しかったんです」
そう言うと、彼の顔つきが険しくなって、その時、全てわかってしまった。そうか、この人に見覚えがあったのは、彼に会ったことがあるからか。彼の両親が、5年前の被害者で、私の友達が加害者。だとしたら、ここには誰が集められてるのは、それに関わった人？私だったら…あ、そうか。私は、彼らを、見捨てたんだったな。
そんなつもりは無かったにしろ、見捨てたのは事実。つまり、彼にとって私は、許されない人なのだろう。それでも話しかけるのは、怪しまれないようにもあるが、きっと、他の意味もあるのだろう。その意味は、わからないけど。
考え込んでいると、どうしたの？という声が聞こえる。ああ、そうだ。話してる途中だったんだ。なんでもない、焦ったようにそう言えば、彼はいつもの笑顔を浮かべた。その笑顔の下に、どれだけの苦悩があったか、どれだけの思いがあるのかは、想像もできなかった。
ちゃんと謝らないとな。そう思い、彼に、謝罪をする。きっと彼は、私を憎んでいるだろう。でも、だからこそ、死んで何も言えなくなる前に、言ってしまいたい。そう思い、彼に、謝った。
「あの、許されるとは思ってないんですけど、これだけ、聞いてくれませんか？」
「ん？うん、いいよ♪」
そう言う彼の顔は、何かを知ってるような、そんな顔だった。
「…生きててくれて、嬉しかった。ありがとう、リンタロウくん。そして、あの時は…5年前は、本当に、ごめんなさい」
「…」
その顔には、許さないと、そう書かれていた。
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ゆのみ(プロフ) - 橋本アリィちゃんさん» ありがとうございます！少しずつ更新していく予定なので、ゆっくりお待ち頂けますと嬉しいです…！ (2021年9月11日 21時) (
レス) id: 19928cbf59 (このIDを非表示/違反報告)
橋本アリィちゃん(プロフ) - とても面白かったです！続きを待ってます！(*´ω｀*) (2021年9月11日 1時) (レス) id: 1849d0f1e6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆのみ(プロフ) - nayuさん» nayuさん…！はい、更新頑張りますっ！コメントありがとうございます(^^) (2021年7月19日 10時) (レス) id: 19928cbf59 (このIDを非表示/違反報告)
nayu - ゆのみさん！スランプ状態なのはわかっていますが、更新頑張ってください！ (2021年7月19日 6時) (レス) id: 900d4dc860 (このIDを非表示/違反報告)
ゆのみ(プロフ) - nayuさん» ありがとうございます！そう言って下さり嬉しいですっ！ライムちゃん、大人っぽくするつもりだったのですが、結構可愛くなっちゃいました(笑) (2021年6月27日 12時) (レス) id: 19928cbf59 (このIDを非表示/違反報告)
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