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今回も羊だった。狼ではなかったけど、あの映像を見た後なので、どうしても、嬉しいとは思えなかった。
あんな映像で誰が喜ぶんだ。
心底うんざりしていた。怒ってはいない。なんで怒ってないのかはわからないけど、今はただ、うんざりしているだけだった。
誰かと行動したいな。
そう思い、周りを見渡した。
わからない人ばかりだけど、なんとなく、ついて行くべき人が誰なのかはわかった。
霜月ユキナリ、飯田リンタロウ、名無し…黒髪くん。このあたりが、無難なのではないだろうかと、そう結論を出した。
ユキナリくんはヘタレだけど、思ったよりも鋭い。だから、そう簡単に手は出せないだろうし、逆もまた然りだ。ここで信用させておけば、議論もなんとかなるかもしれない。ただ、表情が気になる。あの焦った顔…うん、ついて行かない方がいいかも。
リンタロウくんは掴みどころがなく、手を出しにくい人物だ。正直、もし自分がそういう立場に立ったとしても、あの子は狙いたくない。それに、さっきから、あの子の発言には何かひっかかる。ヒントを出してるような…気の所為？
黒髪くんは現実的で、だからこそ議論はとても強い。容赦ないから、多少仲良くなったところで、死ぬ可能性は変わりないだろうけど…でも、頭がよく回るので、ついて行けば、私に狼の疑いが来ることはまず無いだろう。さて、どうしようか…？
迷った末、黒髪くんについて行くことにした。
今回の目的も、狼裁判で狼を討つこと。特殊ルールなどが無いなら、現実的に考えて、黒髪くんについて行くのが1番良さそうだ。そう思い、本人にはバレないように、ついて行った。
変なところを回るなー、と思いながらついて行くと、ある物を見つけた。箱を開けたが何も無い。いや、あるにはある。あるけど…何これ…？
よくわからなかったので、箱から取り出し…て…
「い、いや…なんで、これが…？」
口に出てしまった。それくらい、驚いた。
…こんなところにあるとは、思わなかった。思えなかった。どうしよう、隠さなきゃ、これだけは誰にも見られちゃダメだ。慌ててポケットに入れ、事なきを得た。得ようとした。
「…何を隠した？」
「！黒髪くん！？」
「新村コウだ」
いきなり呼ばれ、思わず、あだ名で呼んでしまった。そういえば、そう呼ばれてたね…恥ずかしい…
ひゃー、と顔を覆い、誤魔化したが、無駄だった。
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ゆのみ(プロフ) - 橋本アリィちゃんさん» ありがとうございます！少しずつ更新していく予定なので、ゆっくりお待ち頂けますと嬉しいです…！ (2021年9月11日 21時) (
レス) id: 19928cbf59 (このIDを非表示/違反報告)
橋本アリィちゃん(プロフ) - とても面白かったです！続きを待ってます！(*´ω｀*) (2021年9月11日 1時) (レス) id: 1849d0f1e6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆのみ(プロフ) - nayuさん» nayuさん…！はい、更新頑張りますっ！コメントありがとうございます(^^) (2021年7月19日 10時) (レス) id: 19928cbf59 (このIDを非表示/違反報告)
nayu - ゆのみさん！スランプ状態なのはわかっていますが、更新頑張ってください！ (2021年7月19日 6時) (レス) id: 900d4dc860 (このIDを非表示/違反報告)
ゆのみ(プロフ) - nayuさん» ありがとうございます！そう言って下さり嬉しいですっ！ライムちゃん、大人っぽくするつもりだったのですが、結構可愛くなっちゃいました(笑) (2021年6月27日 12時) (レス) id: 19928cbf59 (このIDを非表示/違反報告)
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