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様々な意見が飛び交う中、私は、その場で1人、佇んでいた。シャワールームの時のように、パニックを起こしたら、大変だから。
ゆっくりと、部屋に入る。匂いを嗅いだり、辺りを見回したが、特に何も起きない。遺体を直視しない限り、パニックは起きないらしい。なんだろう、謎仕様すぎる。何か、トラウマでも…ある、か。あったな、そういえば。思い出すだけでも吐きそうになったため、もうその事は考えないことにした。
隣を見ると、猫ちゃん頭の子が、心配そうにこちらを覗いていた。
「なあ、さっき疑った立場で、聞くのもなんだけどさ…顔色悪ぃぞ、大丈夫か？」
「あ…えーと、誰ですか？」
「そういえば、言ってなかったな。私は神木リツだ、よろしくな！」
「よろしくです、リツさん！えと、顔色について、ですよね？はい、大丈夫ですよ！ただ、やりたくないなぁって、それだけです」
ニコ、と笑ったつもりだったけど、案外笑えてなかったらしい。辛かったら言えよ、と言われた。この子も、優しいな。やっぱり、皆、生きてて欲しいなぁ…漠然と、そう思った。
周りを見渡し、ふと、目についた。壁の写真に、1枚、変な物が入っている。参加者は16人、周りの写真は皆普段通りの顔で、どんな目にあった人も、普段通りの顔でいるのに。この人は、誰なのだろう？いつか、わかったりするのかな。その時には、もう私は、そこに居ないだろうけど。
そう考えた後、少し微笑んでみた。
何も変わらない。あたりまえか。
その行動を不審に思ったのか、今まで話したこともない2人が、話しかけてきた。
「さ、さっきから、何をしてるんだい…？」
「俺たちの写真を見て、何か変なとこでもあったのか？」
「あ、いえ！その、笑ったら、何か変わらないかなーって、思いまして…笑顔が1番、って、よく言うじゃないですか」
そう言い、ニコーっと笑って見せる。笑顔は得意だ。ずっとずっと、笑顔で過ごしてきたから。
笑った顔につられたのか、2人も、ぎこちない笑いを浮かべてくれた。いい笑顔ですね〜と言えば、はいはい、とあしらわれた。
そんな茶番をしていたら、メリーとウルフが、声をあげた。
『み、皆さん！ゲームを忘れてもらっては、こ、困ります！』
『そうだ、お前らはまだ脱出できていない…さあ、カードを引け』
そうか、カードを引いてないから、どうなるかもわからないのか。
心の中でため息をつきつつ、カードを引いた。
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ゆのみ(プロフ) - 橋本アリィちゃんさん» ありがとうございます！少しずつ更新していく予定なので、ゆっくりお待ち頂けますと嬉しいです…！ (2021年9月11日 21時) (
レス) id: 19928cbf59 (このIDを非表示/違反報告)
橋本アリィちゃん(プロフ) - とても面白かったです！続きを待ってます！(*´ω｀*) (2021年9月11日 1時) (レス) id: 1849d0f1e6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆのみ(プロフ) - nayuさん» nayuさん…！はい、更新頑張りますっ！コメントありがとうございます(^^) (2021年7月19日 10時) (レス) id: 19928cbf59 (このIDを非表示/違反報告)
nayu - ゆのみさん！スランプ状態なのはわかっていますが、更新頑張ってください！ (2021年7月19日 6時) (レス) id: 900d4dc860 (このIDを非表示/違反報告)
ゆのみ(プロフ) - nayuさん» ありがとうございます！そう言って下さり嬉しいですっ！ライムちゃん、大人っぽくするつもりだったのですが、結構可愛くなっちゃいました(笑) (2021年6月27日 12時) (レス) id: 19928cbf59 (このIDを非表示/違反報告)
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