ホソクの話 ページ47
僕とナムジュン、ユンギヒョンは最初三人でデビューすると思っていた。アイドルじゃなくてアーティストとして。
そのことに誇りを持っていたし、楽しみにもしていた。
ある時、アイドルとしてグループを再編成することにしたとPDに言われたときは驚きと不安を感じた。僕はアイドルという柄じゃないし、ナムジュンとユンギヒョンなんて特に嫌がりそうだ。
でも、ここまで来たからにはやらなければならない。
やるしかない。そんな気持ちが大きかったと思う。
ストリートダンスは大好きだけど、アイドルのダンスとは異なる。ダンスは得意だからできるけど、中々慣れない。
ボーカルレッスンからラップの練習に移行したのも慣れなかった。ラップなんてやったことないから更に練習。
周りの練習生は誰もが一生懸命で、レベルも高い。そんなみんなと比べてしまい、明るくて希望的だと言われる僕でも焦っていた。
そんな中、Aに出会った。彼は周りを瞳に映すことはなく、常に自分と向き合っていた。厳しい視線にナイフの様に鋭いダンス。初めて見るタイプの人間だった。
僕は常に周りを見渡して空気を掴もうとしていた。みんなが動きやすいように。楽しくなれるように。
大げさかもしれないけど、Aと出会ったことで自分の中で革命が起きたのだ。
もっと自分と向き合えばいいんじゃないのか。これまでだって、自分のやりたいことをやりたいようにやって生きてきた。でも、最近の僕は周りと自分を比べてばかりで、自分と闘おうとしていなかったのではないのか。
そのことに気づいてから、目指すべきものがクリアに見えて自分のことに集中できるようになった。
話したこともないのに、Aに助けられたのだ。
やっとメンバーが決まって、その中にAがいたときすごく嬉しかった。寡黙な人だからボイトレ以外で声を聞いたことなかったけど、やっとちゃんと話せると思って、ドキドキしていた。
緊張して話しかけた後、こいつのこと嫌いだなって思った。
だって、第一声がさ！
「あ！馬くんじゃん。ダンス上手いよな〜お前。よろしく」
って握手を求められたので、バシッと払ってやった。
ナムジュンとユンギヒョンには、
「あいつバカだから気にすんな」
と慰められたが本当にイラッとした。
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rana(プロフ) - イトゥクジョンハンLOVEさん» 初めまして。ありがとうございます！なかなか、更新ができず申し訳ありません(T＿T)気長に待っていただけると嬉しいです！よろしくお願いします(*^^*) (2019年2月25日 18時) (
レス) id: 0c3f19cc8e (このIDを非表示/違反報告)
イトゥクジョンハンLOVE(プロフ) - はじめまして(^o^)v 楽しみに読んでいます。続きが気になります。更新楽しみに待ってます。 (2019年1月13日 15時) (レス) id: 8d1891481b (このIDを非表示/違反報告)
rana(プロフ) - ナノさん» えっ！ナノさんそっくりなんですか？お会いしてみたいです笑中々更新できずすみません。読んでくださり、嬉しいコメントまで本当にありがとうございます(*´ω｀*) (2018年10月8日 6時) (レス) id: 69148b884a (このIDを非表示/違反報告)
ナノ - この作品ほんっとに大好きです！主人公にルックスがそっくりで、韓国人の祖父の名前もパクなんです！めっちゃ大好きです！更新、楽しみにしています！ (2018年9月26日 13時) (レス) id: 1c3036809e (このIDを非表示/違反報告)
rana(プロフ) - れもんさん» れもんさん、ありがとうございます(*^^*) とっても嬉しいです〜！更新できるように頑張りますね(о´∀`о) (2018年9月5日 22時) (レス) id: 0318e98c6b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：rana | 作成日時：2017年12月6日 15時
