→ ページ25
放心してその場から動けない俺。
え？どういうこと？
横を見るとホソガは安らかな寝息をたてている。
誰かと勘違いしてキス？ふざけんなよ。
俺のセカンドキスまでもが男に！！！
しかも！また！！メンバー！！！！
「逆ドッキリじゃねえかよ！！！！」
俺はスマホを掴み、部屋を走って脱出した。
ていうか、やばくね？今の生放送されてたよね？今更になって冷や汗が止まらない。
焦って画面を確認すると、
『真っ暗で見えないよー』
『故障？？』
『Aー！！』
というようなコメントばかりで、画像も音も聞こえていなかったようだ。
急いで自室に戻り、自分の顔を写す。
「ごめん！！撮れてなかったのかな？ドッキリ失敗しちゃった」
てへへと頭を掻いて笑うと、
『Aオッパ、顔真っ赤だよ？大丈夫？』
『泣いたの？目赤いよ』
とコメントがたくさん届き、慌てて画面に映る自分の顔を確認する。
そこには、首まで真っ赤にして目を潤ませている男がいた。口も濡れてる気がして、ごしごし拭った。
恥ずかしさで一気に顔も身体も熱くなり、
「眠くなってきちゃったのかな！？それでは、この辺で！皆も寝るんだよー！おやすみ」
ジニヒョンみたいに投げキスして、切った。
あの野郎...マジで、ふざけんな...
怒りと恥ずかしさともろもろの感情で心臓の音が止まらない。結局眠れないまま朝を迎えた。
翌朝、リビングに行くと元気そうなホソガがもりもり朝ごはんを食べている。
「あ！おはよーA」
「...」
睨み付ける。
「なんだよ！てか、隈どうした？眠れなかったのか？」
心配そうな顔をするホソガに
「ホソガは元気そうだな。好きな子にえろいことする夢でも見てすっきりしたのかな？」
と嫌みを言うと、耳まで真っ赤にして
「は、はあ！？？見てねーし！バカじゃないの？」
と叫び、朝ごはんをかきこむと「ごちそうさま！」とそそくさと宿舎を後にした。
あいつ、誰にキスする夢を見た..というかキスしたつもりだったのだろうか...
その様子を生暖かい目で見つめ、誰にも聞こえない声で呟くジミンがいた。
「...真横でヒョンの濡れ場は勘弁してほしい」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 854人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
rana(プロフ) - イトゥクジョンハンLOVEさん» 初めまして。ありがとうございます！なかなか、更新ができず申し訳ありません(T＿T)気長に待っていただけると嬉しいです！よろしくお願いします(*^^*) (2019年2月25日 18時) (
レス) id: 0c3f19cc8e (このIDを非表示/違反報告)
イトゥクジョンハンLOVE(プロフ) - はじめまして(^o^)v 楽しみに読んでいます。続きが気になります。更新楽しみに待ってます。 (2019年1月13日 15時) (レス) id: 8d1891481b (このIDを非表示/違反報告)
rana(プロフ) - ナノさん» えっ！ナノさんそっくりなんですか？お会いしてみたいです笑中々更新できずすみません。読んでくださり、嬉しいコメントまで本当にありがとうございます(*´ω｀*) (2018年10月8日 6時) (レス) id: 69148b884a (このIDを非表示/違反報告)
ナノ - この作品ほんっとに大好きです！主人公にルックスがそっくりで、韓国人の祖父の名前もパクなんです！めっちゃ大好きです！更新、楽しみにしています！ (2018年9月26日 13時) (レス) id: 1c3036809e (このIDを非表示/違反報告)
rana(プロフ) - れもんさん» れもんさん、ありがとうございます(*^^*) とっても嬉しいです〜！更新できるように頑張りますね(о´∀`о) (2018年9月5日 22時) (レス) id: 0318e98c6b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：rana | 作成日時：2017年12月6日 15時
