すとーんずと同級生 (ページ8)

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慎太郎side

いつもの６人組でいつものように屋上に向かってると

自販機が目に止まった。

あの子がいつも飲んでるミルクティー。

それを買ってみんなを追いかける。

樹「あれ？珍しいね。ミルクティー。」

ってニヤニヤしてる樹。

樹「Aでしょ？？あげるの？？」

慎太郎「え？！」

樹「今日A達屋上で食べてるらしいよ」

って樹が言うと前で髙地と話してたジェシーが

ジェシー「え！じゃあ早く行こうよ！」って言いだす

ジェシーもAちゃん気になってるんだ。

北斗も仲良さそうだったし、きょもと樹とも
仲がいいAちゃん。

去年、樹と話してるのを初めて見て一目惚れした。

最初は樹の彼女かと思ってたけど、違うらしい。

モテてるはずなのに男が寄らないと思ってたら

樹ときょもがずっと牽制していたらしい。笑

それはほんとに感謝してる。

ようやく話せるタイミング来て連絡先も交換したのに

ジェシーや北斗の方が仲良くなってる。

北斗なんて人見知りなくせにAちゃんには

ガンガン話しかけてる。

お弁当食べてるAちゃん達に合流して、

せっかく隣勝ち取ったのに今はきょもがあ～ん

ってしてるし、嫉妬してたらジェシーに先越される。

もう教室戻るって時にようやく話しかけて

途中で買ったミルクティーを渡した。

『ありがとう。これ、好きなの。』

って微笑んでくれた君は綺麗だった。

「好きなの。」って言葉に反応してしまったのは
内緒。

君が喜ぶなら毎日買うよって。

だから俺だけにその笑顔見せてよ。

ジェシーも北斗も黙ってないだろうけどね。