お兄ちゃんができました！？

番外編〜坂田birthday〜 ページ31

今日は、しまさかバースデーの東京公演！
そして、さかたんの誕生日でもある！
…ということで、誰にも内緒で会場に着きました。
2人は朝から早く出ていってしまったから気づかれることはないしね。

ライブも終わって会場内のコインロッカーへと向かい、電源をつけたら緑メールの通知がいくつも来ていた。

宛先を見れば、まーしぃやさかたん。
内容は“ライブ楽しみ！”とか“行ってくるね！”みたいなライブ前のテンションでの書き込みから、
“ライブ終わったよ！”とかのお知らせ。
“既読つかない…どうした？”とか“早く帰るから！”などと心配してます！というようなことが書かれている。

既読が付いたことでか、さかたんから電話が来たときは思わず切らなかった私を誉めて欲しい。
私は、なるべく人のいない方へと走り電話に出た。


「もしもし、Aちゃん！？」

『う、うん。緑メール気づけなくてごめんね？』

「無視されてるんかと思った…」

『そんなことないよ！その…明くん、まだ会場？』

「おん！でもすぐ帰る…」

『あ、あのね…実は今…』

「あれ？何してるの？」

『あ、すみません！…って、えっ！？うっ！…うらたさんにセンラさん…』


スタッフの人に話しかけられたと思ったら、うらたさんとセンラさんだった。
今度は通話を驚いて切ってしまい慌てている私を、そのまま宇宙人のように連れていきました。

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