リアル鬼ごっこ【MeseMoa.】

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近くから､悲鳴が聞こえる｡



まさか…｡



と思えば教室に入ってきた鬼｡



教室にも､悲鳴が響く｡



やばい､逃げなきゃ｡



でも､足がすくんで動かない｡



「A!」



名前を呼ばれたかと思うと､となりにいたあおいに手を引かれる｡



走っていると､廊下でとみたんと合流した｡



『とみたん!!』


「Aとあおい!」


「ほら一緒に来て!」



私はとみたんの手をつかんで､三連結した｡



いつめんのとみたんとあおい｡



まだ7人いる｡



二番くん､のっくん､白さん､野崎さん､ぷんちゃん､げるたん､にぃ｡



とみたんと私､あおい､のっくん､白さんが1年で､



二番くん､ぷんちゃん､げるたんが2年｡



で､野崎さんとにぃが3年｡



にぃは私の兄｡



まぁ､だからにぃって呼んでる｡



『ねぇ､にぃは?!』


「今は逃げるんだよ…!」


『あっ二番くん!!』



二番くんとも合流｡



とりあえず､4人になった｡



『みんな探さなきゃ!!』



あおいとか､3人は足はやいからいいけど私なんて運動神経ないからな…



すると､またウーとサイレンが鳴って､「リアル鬼ごっこを終了します｡」とアナウンスが入った｡



正直､長かったか短かったかは分からない｡

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