余命半年の恋((とみたけ)) (ページ13)

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時は流れ､もう3ヶ月が経った｡

ちょうど､折り返し地点｡

私は､だんだん体が不自由になってきた｡

とみたんのように手術室に運ばれるなんてことはないけど､ただ､本当に､着々と｡

『なんか…いきなり怖くなってきたよ』

「当たり前じゃん､死ぬのなんかみんな怖いよ」

『もしかしたらね､生きられるかもって思ってたんだ…
　でも､体がだんだん弱くなってきてて…』

「無理するなってAが言ったんでしょ?
　泣きたかったら泣けばいいんじゃない?」

その言葉に私は何かが切れたように泣き出した｡

初めて､とみたんに弱いところを見せた｡

矛盾してるんだよね｡

私はとみたんに無理しないでよって言ったのに､私が無理してるんだもん｡

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何分か後､私はすっきりした｡

"死"という魔が襲ってくるのは間違いないけれど｡

それはとみたんも一緒で､たまたま私が早いだけ｡

あと3ヶ月､必死に生きればいい｡

そう思っていた｡

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押し寄せている魔に気がつくまでは｡