朝 ページ25
貴方side
一ノ瀬さんと出会って、3日目
楽しくて、
新鮮で、
不思議な2日が過ぎた
一ノ瀬さんに助けてもらったのは金曜
そう、今日は月曜、祝日も何も無い平日
学生は学校へと行かなくてはならない
朝起きは得意だ、
というよりか起きなくてはならなかった
早く起きて邪魔にならないように家を出る
物音ひとつたてたら殴られた
そんな日常を頭に浮かべながら制服に着替える
皆さんを起こさないように
泥棒みたいに階段をおりた
何時も賑やかなリビングは
自分の息をする音だけが聞こえる
今は朝5時、
昨日、夜遅くまでゲームをしてたからか
誰もいない
刃物で切られた跡でいっぱいのカバン中、
水で濡らされ紙が波打って
マジックで書かれたラクガキが目立つ教科書を
かき分け忘れ物がないか確認する
本当にここに居ていいのか不安になる
自分が居るべきではないんじゃないか
今まで生きてきた場所とは遠くかけ離れていて
今までとは違いすぎていて
考えると嫌になる
ボロボロになった
カバン
教科書
制服が
お前はここに居ていい存在じゃないと言ってるみたいで
突然したドアの音にびっくりしながら振り返った
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 10人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
流雫(プロフ) - 感想も書いてくれると嬉しい (2018年5月18日 17時) (
レス) id: 28cb3dc008 (このIDを非表示/違反報告)
流雫(プロフ) - 言葉の使いかたや漢字間違いなどありましたらここに書いてくれると助かります (2018年5月18日 17時) (レス) id: 28cb3dc008 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：名無し | 作成日時：2018年5月17日 12時
