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「とっ、とりあえず!Aは着替えて風呂入ってさっさと寝なさい!」
「まだ10時じゃないっすかー」
樹は陣さんに口を尖らせて言う。
「Aさん、荷物部屋まで持っていきます」
「じ、自分でやるよ」
「まこっちゃんはちょっとお説教。北人、代わりに荷物運んだって」
「えっちょっと!」
陣さんは抵抗する慎を引っ張っていき、床に置かれた荷物を俺は素早く持つ。
「A、行こ」
「あ、えっと」
荷物と俺を交互に見る。
「運ぶから」
「…ありがとうございます」
綺麗に整頓された部屋に荷物を運ぶとAはもう一度お礼を言って頭を下げる。
「ありがとうございます、荷物運んでもらって」
「別にいいよ」
普段は隠されている細すぎない手足が見える。
「北人くん?」
「…似合ってるねそれ」
「あ、ありがとう」
顔を真っ赤にしてはにかむA。
「靴もプレゼントしてもらったの?」
「はい、すっごく素敵なんですよ!見ます?」
「うん、見たい」
その返事が予想と違ったのか少し驚くA。
普段なら断ることだし驚いて当たり前か。
口では可愛いと言いながらも、
彼女に一線を引いているのは自分自身。
近づきすぎるとあっさり波にさらわれてしまいそうなほど、Aの魅力は怖いものがある。
それはメンバーとしてではなく、
異性として。
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梨味(プロフ) - ナイトさん» 感想をありがとうございます。続きも大好きと言っていただけるようのんびりではありますが頑張りますのでまたぜひ読んでみてください。感想ありがとうございました! (2019年9月22日 18時) (レス) id: 190515c801 (このIDを非表示/違反報告)
ナイト(プロフ) - お話大好きです!切ないけどそういう系が好きなので!続きも楽しみです! (2019年9月22日 14時) (レス) id: b4456d44f3 (このIDを非表示/違反報告)
梨味(プロフ) - やなぎさん» 読んでいただけたことに大変嬉しく思います。そして最大級のお褒めをいただきありがとうございます!このお褒めの言葉を支えにのんびりではありますが更新を頑張りたいと思います、ありがとうございます。 (2019年9月22日 13時) (レス) id: 190515c801 (このIDを非表示/違反報告)
やなぎ(プロフ) - ほのぼのしてると思いきや、切ない恋愛要素もギャグっぽい要素もあってスラスラ読めます…。梨味さんは天才ですか!? (2019年9月22日 10時) (レス) id: 9fa79fa5ce (このIDを非表示/違反報告)
梨味(プロフ) - MoMoさん» コメントありがとうございます!返事がこれで出来ているのか不安なところがありますが、ご期待に応えられるよう努力させていだだきます。もう少しお時間頂くことにはなりますがお待ちいただけると幸いです。頑張ります! (2019年9月22日 0時) (レス) id: 190515c801 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:梨味 | 作成日時:2019年9月19日 12時