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42話 ページ8

神社へ行く前に路地へ向かう

そこから電柱をつたって屋根に登った

そこから近くの屋根へと移動しながら走る



50m走は遅い方だ

10秒台



だが、不思議といつもより速く走っている

これは思い込みではなく確信


いつもより景色のずれが早く、浴びる風も強い


早く


早く


早く




もっと早くっ!!!



彼らに、




ラムネに会いたい___









バンッ


扉を力強く開けた


『ラムネッ!!クロッ!!

どこっ...!?』



ラムネ「おっ、おかえり〜」


何事もないように言うラムネ


『ぇ...?お母さんは!?
大丈夫!?怪我してない!?』


思わず、ラムネの両腕を掴んだ


ラムネ「お前こそ、ここどうしたんだよ」


ラムネは自分の左頬を指さしながら言った


「詐欺なんてしたくない」と初めて反論した時のことを思い出した


『あ、これは...

ってそれよりもクロは!?
お母さんも!来てないの!?』


すると、ラムネの口角があがり本人はニヒヒと笑った


ラムネ「ついてこい」





ラムネの案内した場所はリビングだった

クロが母の上に乗って、両腕を拘束していた


『え、』


母が負けている

しかも男と言えど子供に



クロ「あ、Aおかえり

先生、縄持ってきてくださいって言ったでしょ...」


縄...?


ラムネ「あっ悪ぃ悪ぃ
Aがいたもんだから」


クロもまたいつもどおりの声色だった


母は負けているのが余程悔しいのか歯ぎしりをしている


すると、クロは母の首当たりを素早くトンッと叩いた

気づけば彼女は事切れたように動かなくなった


クロ「気絶させました

先生、縄」

ラムネ「はいはい、ほらよ」


ラムネが渡した縄をクロは母に巻いていった

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緋翠風香 - クリッチさん» コメントありがとうございます!承知しました!! (2021年2月23日 16時) (レス) id: 19c3c06a9d (このIDを非表示/違反報告)
緋翠風香 - あかみぃさん» 了解です!頑張りますね!! (2021年2月23日 16時) (レス) id: 19c3c06a9d (このIDを非表示/違反報告)
クリッチ(プロフ) - 番外編読みたいです!! (2021年2月23日 7時) (レス) id: 488e25022e (このIDを非表示/違反報告)
あかみぃ(プロフ) - 番外編読みたいです!! (2021年2月23日 5時) (レス) id: df721d92ae (このIDを非表示/違反報告)
緋翠風香 - あかみぃさん» 応援ありがとうございますっ!!好きだと言って貰えて凄く嬉しいです!! (2021年2月16日 17時) (レス) id: 19c3c06a9d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:緋翠風香 | 作成日時:2021年2月8日 17時

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