君に救われ恋をした2【怪病医ラムネ】

38話 ページ4

ラムネ｢...クロ、向こうの棚の下から2番目｣


クロ｢...はい｣





出したのは円柱の金の貯金箱


ラムネ｢これに詐欺で巻き上げた物を全て入れ、被害者に謝罪をし

ひとつずつ返していけ

それが終わったら貯金箱の蓋を取って、水を入れる

そして、髪全体にその水をかけること

そうすれば元に戻る｣


スイ｢ふぅん...｣


スイは品定めをするように貯金箱をみた


スイ｢まぁもらってくわ
さ、A行くわよ

早く戻って勉強してもらわなくちゃ｣


今思えば、あの問題集も家で教えて貰っていた知識も、すべて会話術や心理学だった


ドクン


恐ろしい仮説が思いついた


今まで習っていたことは全て
将来私が人を騙せるようにするためだったという説だ


母が私の服の袖を引っ張る


『ゃ...！ぃやだ...！
やだ！！やだやだやだやだやだやだ......！』


帰りたくない

それだけが脳を支配する



クロが引きづられている私を追いかけようとした


だが、クロが私の元へ来ることはなかった



ラムネが止めたのだ


なん、で...？



そう思ったのと同時に私がいたドアは音を立てて閉まった



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怪具はオリジナルです

それから棚の色に意味とかあったら原作に申し訳ないな...と思い

色は隠しております


意味、あるんですかね...←

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