22話 ページ23
男性｢お願いだ…
時間がかかってもいいから…治してくれよ……
なんでもするから！！｣
そう言うと同時にクロが何故かため息をついた
ラムネ｢なんでもする、か軽々しく口にするもんじゃねぇよ
けど、言葉にして出した以上言霊は
取り消せないぜ｣
そう言葉にするラムネは少し怖かった
でもやっぱり同じくらいかっこよかった
ラムネは男性に7つの指輪を全てはめさせ、立たせた
そして、注射器をとりだし、思い切り男性のアレにさした
男性は叫び続けた
どうしようもなく痛かったのだろう
男性が膝から崩れ落ちるくらい
注射器の液が半分になると、次は指輪がはめてある薬指にさした
男性｢う"う"っ｣
ラムネ｢ほら、手ぇ見てみ｣
男性の薬指はなんとか原型をとどめている、ボロボロの竹輪になっていた
これが噂の竹輪？
身体が食べ物になったって本当だったんだ
ラムネ｢あんたの身体で1番竹輪の陰○と性質が似てるのが、
この指輪をはめた左手薬指だ
陰○にいた怪をこっちに移した
言っとくけど、移動させただけで竹輪はそのままどんどん腐っていくぞ｣
男性｢っ……じゃあどうすりゃ…｣
涙や鼻水でぐちゃぐちゃになった顔で男性はきいた
ラムネ｢真実を語ること｣
嘘で固まったため、真実だけで外せる
そして、それをすべて外せたとき、薬指は元に戻るらしい
男性｢ま、まて…！
彼女たちに｢7股してた｣ってバカ正直に言えってか！？
そんなこと言えるわけっ…｣
ほんとに7股してたんだ…
軽く引いた
ラムネ｢決めるのはアンタだ｣
言えるわけない、と言おうとした男性の言葉を遮ったのは、もちろんラムネ
ラムネ｢出来ねぇつーならその竹輪を指ごと切り落とせばいい
あんたにとっちゃ陰○がなくなるのに比べりゃ、指なんて安いもんだろ？｣
どっちも大事でしょ、と疑問が増えた気がしたが、考えることに疲れたためやめた
うん、あとで尋問しよ
ラムネは右手で後頭部をかき、続けた
ラムネ｢まぁ、でも…俺的にはその指、あった方がいいと思うけどな
もしあんたが真実で清算した後、その薬指にある未来を信じるなら
その価値は十分にあるんじゃねぇの？｣
男性は何を思ったのか、薬指が竹輪になった左手を握った
夕日を背景にそういうラムネはとてもかっこいい
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緋翠風香 - まきずしさん» えぇっ！？まさかそう言って頂けるとは...ありがとうございますっ！！ (2021年7月25日 22時) (
レス) id: 19c3c06a9d (このIDを非表示/違反報告)
まきずし - 夢主ちゃんの性格がほんｔｔっとうに面白いです！！！ (2021年6月22日 22時) (レス) id: 74f8982e9f (このIDを非表示/違反報告)
まきずし - 今日初めて見たんですけどもう気に入りました！最高すぎて天にまいあがりそうです！！！！これからも頑張って下さい！期待しています！！ (2021年6月22日 21時) (レス) id: 74f8982e9f (このIDを非表示/違反報告)
緋翠風香 - しおりさん» コメントありがとうございます！凄く嬉しいです！！期待に応えられるように頑張りますね！ (2021年2月3日 20時) (レス) id: 19c3c06a9d (このIDを非表示/違反報告)
しおり - ラムネ最高です！頑張ってください！ (2021年2月3日 18時) (レス) id: 2195595879 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：緋翠風香 | 作成日時：2021年1月27日 3時
