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4 俺の幼馴染 ページ4
轟side
Aは俺の幼馴染だ。
基本明るく誰にでも優しいやつだ。
でも俺には違う。
小学校を卒業した頃からだろうか。いつもどこがよそよそしく、話しかけてもすぐに会話を打ち切ろうとする。
俺はまたあいつの笑顔が見たい。
あのクソ親父に今まで耐えられて来れたのだってアイツがいたからだ。
『じゃあ、Aが守ってあげるよ！』
どんなに辛くてもあいつの言葉が俺を支えてくれたんだ。
「アハハ！え〜それめっちゃ分かる！」
ふと窓際を見るとAが友達と楽しそうに駄弁っているのが見えた。
他の奴の前ではちゃんと笑うんだな……。
もう前のように喋ったり笑いかけたりしてくれないのだろうか。
俺の左の火傷が醜いのだろうか。
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作者名：薫 | 作成日時：2020年8月12日 1時
