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『もしもし、チョン、Aさんですか?!』


「はい、そうですけど…。」


こんな深夜になんだ、と思いつつ体を起こす。

『病院のものなんですが、
ビョンさんの体調が悪化してしまって!

今から緊急治療室にて手術を始めます。』


ベクの体調が悪化…?

体に至っては、傷ついたの、足だけじゃないの?

とりあえず病院に向かう。

病院にはすでにルーハンさんがいた。

「ルーハンさん!!!」

LH「…A。」

「ベクは?!
いきなりどうしてですか。」

LH「ベク、今日の夕方に病院にいなかったらしい。

でもすぐに戻ってきたんだって。

そのあと、倒れて。

脳に腫瘍があったとかで難しい手術ならしい。」



その後、お線香をたてる日はそう遠くなかった。

ベクはずっと空を見てた。
もしかしたら、気づいていたのかもしれない。

自分がもうすぐ向こうへ行く事に。

恐怖なんて見せずに、ずっと私なんかに笑顔見せてたんだ。

ベクは私が思っていた以上に強くたくましい男であった。

『Aさん、こちら、ビョンさんからです。』

と、渡されたのは2つの銀の指輪が吊るされたネックレス。

それを見た瞬間、堪えていたものが溢れでた。

小さな紙切れには、震えた文字。

【愛してる。
Aが僕の最後の彼女で良かった。】

急にベクが愛おしくなる。

「ベクッ、ベクゥゥ…。」

どんなに後悔しても遅かった。
ちゃんと正面から向き合えなかった。

静かに背中をさすってくれるルーハンさんに安心して
思いっきり泣いた。


LH「人って不思議だね。

どんなに追いつけない痛手でさえも受け入れられるんだから。

Aもきっと受け入れられるよ。」




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仕業→←最後の会話



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SEHUNELEVEN - ドキドキします!更新がんばってください!応援してます! (2015年2月25日 0時) (レス) id: ba4bcadb6a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:鹿 | 作成日時:2015年2月14日 18時

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