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うらたさんに引っ張られ店外へと出ていくと、そこに居たのはセンラくんを除く浦島坂田のみんな。
突然の登場にみんなびっくりしているようだった。
「聞いてくださいよ坂田さぁん志麻さぁん」
「え、なに？」
「彼女、こんな夜中に一人でほっつき歩いて、その上買ったものがカップラーメンと酒とつまみと申し訳程度の野菜なんですよぉぉ？？？？」
「えぇぇぇぇそれはやばいですねぇぇ」
「ありえないわっっ」
わざとらしく口元に手を置きおばさんの噂話ノリで話す3人。なんとも逃げ出してくなるこの状況。てかなんでこの3人揃ってんだ。
「あー、っと、、、その、、、、」
「「「ん？」」」
「ｯｽｩｰｰｰｰ
この事センラくんに絶対言わないでもらえますか！！！！！！！！！！！！！！」
そう言って全力で深々と頭を下げると、ペシッと後頭部を叩かれた。
驚いて頭を上げると、呆れたような表情をする3人。うん。まぁその気持はよく分かる。
「あのなぁ……お前、そーゆーところだぞ？？？それがセンラを心配させるってこと分かんないわけ？」
「あいやもう重々承知しております………
………ただ！！ほんとに仕事が忙しかっただけです！！！明日からはまともな生活送れます！！いや送ります！！！！だから！！！センラくんには言わないでくださぁい！！！！！！！！！！」
呆れを通り越したのか、もはや笑いだしている志麻くん。まぁ確かにこんな夜中にこんな懇願してたら笑うわな
私も笑うもん
「まぁええんやない？これずっと続けるほどAちゃんも馬鹿やないやろうし」
「せやねぇ……w今回だけやね。見逃すのも。」
「でも、どーすんの？このままA1人で帰すのはやばいけど、センラももうすぐここに戻ってくるんとちゃう？」
「えっっ！？！？」
「確かになぁ……あいつ“店に忘れもんしたぁぁ！！！”って戻ってって居ないだけだしな」
目の前で繰り広げられる会話が信じられなくて、思考停止する。
このままだとセンラくんが戻ってくる……！？そんなの今起きたら間違いなく捕まって怒られて終わりだって！！！！
あ、もう現実逃避したい
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作者名：カエデ | 作成日時：2023年9月17日 9時
