【usss】優しくて頑張り屋さんな君は【snr】 (ページ7)

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心配ページ7

あんな幸せなお泊り会から1週間過ぎ。切り替えの悪い私は、今だにあの日が名残惜しくてムズムズしていた。

あの後、朝から晩までお家でゆっくり過ごしていた。ゲームをしたり、お菓子を作ったり、昼寝をしたり、ただくっつくだけの時間だったり。ここ最近の嫌なことは全部この日の為の運気温存だったのではないかと思ってしまうほどに幸せな1日だった。

だからこその帰りは泣きたくなるぐらい離れがたかった。

会いたいなぁ……

そんな考え事をしていれば、時刻は22時。すっかり辺りも暗くなっていて、腹の虫が鳴きつつある。

何か食べようかなとキッチンに行くが、驚くほどに何もない。強いて言えば缶ビール3缶。

これセンラくんが見たらブチギレ事案だな………

この間センラくんが泊まりに来てくれた時、ある程度買い出しをしてくれてた上に、作り置きもしてくれていた。それでこの前まで過ごしていたから、それ以降買い物に行っていなかった。

ん？

あれ？？

待って？？？

前回ご飯食べたのいつだっけ？？？？？？

お泊りが終わってすぐ、私はまた社畜と化していた。口に食べ物や飲み物を放り込んでいた記憶はある。翌日とかなんて作り置きしてくれていたものや、パンやらはしっかり食べていた。でもそれも3日分ほどだった気がする。

あれ？待って？？もしかして……いやもしかしなくともここ数日お菓子とゼリーと酒だけで生きてた………かも………？？？

絶望した。こんなにも生活力のない脳死で生きている人間だとは思わなかった。

いや、待て。言い訳をさせて欲しい。

ここ数日朝から出勤して残業しまくった挙げ句終電逃して歩いて帰り、家に着けば倒れるように寝るっていう日が続いていた。もはやそれが普通になりかけていた。

そんな状況で普通の生活が出来るってか！？！？

んなわけねぇだろぉぉ！！！！！！

逆ギレしてもしょうがない。今日は久々に早く帰ってくることが出来たんだ。言っても21時だったけども。近くのコンビニなら徒歩5分程。今からでも何かしら買いに行って食べないと、次センラくんに会った時何を言われるか分からない。あの人は妙に察しのいい人だから。

変に考えてないでさっさと行こ

財布と鍵を握りしめて、部屋着から着替えることもないまま外へ出た。