【usss】優しくて頑張り屋さんな君は【snr】 (ページ21)

今日:6 hit、昨日:22 hit、合計:5,512 hit

・ページ21

「これは本当に俺のわがままやから。無理して飲んでほしいなんて思わんよ。ただな？俺はできるだけ長い時間Aと一緒に居りたいんよ。」

そう言い出せば、私の手を両手で握りながら熱弁し始めるセンラくん。熱意と愛の強さがもろに出ていて、なんだか自惚れてしまいそうになる。

「俺のマンションやったら設備良いし、セキュリティーもしっかりしとる。家賃こそまぁ高いけど、そんなん俺がいくらでもサポートする。てかサポートさせて。」

「えぇ？？」

「もしなんか合ったときもすぐ助けに行けるし、たくさんお泊りも出来る。都合が良すぎると思わん？？」

断るわけ無いよな？？と思いっきり顔に書いてあるセンラくん。確かに同じマンションっていうだけだったら別に何も言うことがない。断るところがないのだ。

「まぁそーゆーことだったら…………いいよ」

「ほんま！？！？！？」

「まぁ。でも、お金とかはほんといらないから。私もまぁ頑張るから。それを条件にしてくれるなら、いいよ」

それを言うと渋い顔をしながらも「分かった」と言ったセンラくん。一体彼の貢ぎ精神はどっから湧き出ているのか。

「せやけど、ほんまに苦しくなったら無理やりにでもサポートさせてもらうで？」

「そうならないように頑張ります」

こんな事を散々と言ってはいるが、何かと内心は嬉しくて仕方がないのが本当だったりする。口に出してなんて絶対無理だけど。