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まさくん行きつけの完全個室の居酒屋で
飲みながら仕事の話をする
これが大体お決まりだ

菅田「仕事忙しそうやん。 しんどない?」

『楽しいけど、ひとつ言うことがあるとすれば休みが欲しい!』

菅田「Aらしいわほんと。笑 でも忙しいのが好きなんやろ?」

『せいかーいっ!笑 忙しいぐらいが自分の存在を認めてくれてるって感じがするしさあ』

菅田「まあ、分かるわ言いたいことは。」

『まさくんはずっと忙しいでしょ。 私もまさくんみたいに演技だけじゃなくて歌とかいつかやってみたいなあ。』

菅田「そしたら余計休めなくなるなあ?笑」

『まあ、彼氏もいないのでいいんでけどねっ。笑』

菅田「あれから、おらへんの?彼氏」

『あー、うん。 あれから出来てないかな…なんか、恋愛するの怖くなったし!』

菅田「そうかあ。 まあ、まだ若いしな、ゆっくりでええと思うけど」


prrr…


『あ、ごめん高橋さんだ。 映画のことかも』


マネージャーの高橋さんからの着信を確認して
電話に出る


高橋【お疲れ様、まだ菅田くんと一緒にいるのか?】

『はい! 絶賛飲んでます。笑 映画のことですか?』

高橋【そうだ、決まったぞ、ヒロイン】

『え、まじですか! やったー! ヒロイン失格ですよね?』

高橋【そうだ。 おめでとう。 一応相手役も決まったんだけど伝えておくか?】

『はい、誰ですかー?』

高橋【横浜流星くんだ。 初共演だろ?】

『わーお、超人気の…緊張するなあ』

高橋【まだライバル役は決まってないんだけどまあ、詳しく分かったらすぐ連絡する、じゃあ菅田に宜しくな】

『はい! お疲れ様でーす』


この映画が私の人生を大きく変えることになるなんて
この時は思いもしなかった

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作者名:らむちゃん | 作成日時:2022年2月4日 5時

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