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大きな木製の扉をばたんと閉じて、私はこれから過ごす1番大事な部屋へ行く。
an「…これから向かうお部屋、白と黒、どちらがテーマの部屋になってると思う?」
『…黒ですかね?』
an「お部屋に着いてからのお楽しみね?」
メイドのお部屋だから普通は茶色とかの質素なお部屋じゃないの?そんなイメージがあったんだけど。白か黒がメインのお部屋。なんかここほんとによくわかんないな。
色々考えてれば同じドアが沢山並んでいるメイドが生活するスペース?っていうのかな?そんなところに来た。
『…私のお部屋はどこですかね??』
an「あぁ、分かりやすいわよ。1番奥の大きな白の扉のお部屋。」
パッと見同じ扉しか無いが、よく見れば真っ白な大きな木星の扉に金色の天使のはねが着いているとても綺麗な扉があった。
『…?????』
もちろん私の頭はパニック状態。こんな綺麗な見た目の家なんて住んでなかったし、何よりほかのメイドさん達と扱いが違うからね。
an「なんで?って顔してるわね。貴方用に幹部様達が用意したのよ。部屋に何があるかは分からない。きっとお姫様みたいなお部屋だと思うわ。」
『お姫…様?私はメイドなのに、』
an「まぁ、これは幹部様からの軽い贈り物のように捉えてちょうだい。」
『…はい、』
特別?お姫様?よく分からないしお気に入りのようなものだからって意味もわからないし、
何よりほかのメイドさんの目線が痛すぎる。
an「それと、今日はもうお部屋でのんびりしてて。それと、ここは特別なお部屋として扱われるわ。この白いしっぽのついたかぎを無くさないで持っていてね。お部屋を出る時は必ず閉めて首にさげること。ネックレスのようにね。そして誰もが憧れるメイドになってちょうだい。」
『…はい。』
憧れるメイド、か。なんでなのかは分からない。けど、まぁ、出来るよね。うんできるできる。
an「それじゃあ、また明日。」
『また明日お願いします。』
そういいアンナさんはくるっと後ろを向き、ヒラヒラと手を振りながら自分の仕事場へ向かっていった。
『よし、』
そして私はアンナさんが見えなくなったので深呼吸をして鍵穴に鍵をさす。
がちゃ、そんな音と共に開いた扉の先には真っ白でふわふわしたようなお部屋が広がっていた。
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リウ-Lilium Snowf-(プロフ) - なるべくとは言え毎日更新なんて軽いノリで言うのはどうかと思います。無駄に期待をさせてしまうだけです。せっかく面白い内容で待ってくださる方もいらっしゃいますからご無理なさらずゆっくりと更新をお勧めします。じゃないと更新することが苦痛になるだけです。 (2022年5月8日 13時) (レス) @page7 id: c3a7f8b427 (このIDを非表示/違反報告)
がーな - えっ、タイプ。(すみません)更新楽しみに待ってます (2022年2月14日 8時) (レス) id: ab96b69a73 (このIDを非表示/違反報告)
mahoratami-WT(プロフ) - に、ニヤニヤがとまらない(´∀` )グヘヘww (2022年1月26日 8時) (レス) @page6 id: 87c639ac9e (このIDを非表示/違反報告)
ハル - 面白そうです!更新頑張ってください! (2021年10月17日 20時) (レス) @page2 id: f40d3eefe3 (このIDを非表示/違反報告)
つゆ - 設定がすこだぁ。。楽しみにしてます!更新頑張ってください!! (2021年10月17日 12時) (レス) @page2 id: 5d979c15e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:いうる | 作成日時:2021年10月15日 18時