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40:特権 ページ42

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暇だったんでいつかの20面賽子を振って出たのは"堕姫、妓夫太郎"の文字

という訳で......




『堕姫、妓夫太郎遊ぼう』

「アンタってほんと急よね...今回は男に擬態して、ねェ...」

『今回はきっと大丈夫、だっておにー様は今日遠出してるから!』




Aちゃんは同じ失敗はしません。ちゃんとおにー様の予定は把握済みです




「って言っても何しようかしらねェ...あ、アンタにも化粧してあげる。せっかくきれいな顔なんだから」

『そりゃどうも〜』




化粧すんならコレとんなきゃね、久しぶりにとるなぁ




『...なに』

「やっぱアンタと無惨様似てるわね」

「そうだなあ...女装したあの方の少し幼くなった感じだなあ」




久しぶりに包帯を取って開眼すればそんな返答が帰ってきた。同じ目の色らしいけどよく分かんないや

ただいま現在進行中で堕姫に化粧されてます。ちょっとくすぐったいね




『ねぇ妓夫太郎、妹に我儘言われるのって嬉しい?』

「そりゃあなあ...下の子は甘やかしたくなるのが兄のさがってもんだ、まあ俺はコイツの我儘が好きだからな、妹の言う事は絶対だぜえ...」

「そうよ!下の子は我儘を言うのが責務なのよ!!だからAもあの方にいっぱい我儘言いなさいよ、それが下の子の特権なんだから!」

『そっか〜そうゆうもんなのね』




"妹"だから、かぁ。

そんな事を考えれば化粧が終わったようで

鏡見たら誰だよってレベルで変わってました。まぁいつも包帯してるからね。意外とつり目でお目目ぱっちりでした

堕姫的にはもうちょいいい色が欲しかったらしい。こだわるねぇ...もう十分です

無限城にそっこー帰っておにー様に見せたら白無垢着せたい...って帰ってきた え、私結婚すんの?









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作者名:まり。 | 作成日時:2020年4月26日 22時

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