3:友達 ページ5
.
「Aーー!!!」
『堕姫〜〜!!妓夫太郎〜〜!!!久しぶり〜』
累君のあやとり講座から数日後
堕姫と妓夫太郎が無限城へ遊びに来た。
「久しぶりっつっても半年くらいだろ」
『えーだって私花街に行けないから半年は長いよ』
「そうよお兄ちゃん!Aはコッチに来れないんだから乙女の時間は大切にしなきゃ!」
「分かった分かった」
うんうんいつ見ても仲良いねこの兄妹は
2人のやり取りを微笑ましいと思っていると後ろから気配がした。
『あ、おにー様』
「え!!?む、無惨様。ご報告が遅れて申し訳ございません」
おにー様に向かって頭を垂れる2人に報告しに来たのか、と理解したAは無惨の服の裾を引っ張った。
「? どうしたA」
『ごめんねおにー様。私、堕姫達が遊びに来たのかと思って...』
服の裾を両手の指でちょん、と引っ張って言えばたじろぐおにー様。
いや、もっと警戒心持とうよ
Aの頭を撫でながら堕姫達を許した無惨は報告を聞いた後、またAの頭を撫でると
仕事に行ってくる、と無限城を後にした。
『ごめんね、堕姫 妓夫太郎』
「いいのよ アンタが庇ってくれたし!それにしてもほんとに仲良いわよね〜」
「そうだなあ...特に無惨様がAの頭を撫でる時の顔、ありゃ妹を大事にし過ぎた兄の顔だぜ」
『え、見たかった。というかおにー様シスコンなのね』
今更かよって言葉を2人から同時に頂きました。やっぱり仲良いねこの兄妹。
「言っとくけどA達もかなり仲良いと思うわよ?」
「お前は絶対自覚なさそうだしなあ...ありゃ同じ妹を持つ兄として同情するぜ。生殺しもいいとこだ」
『仲良いのは認めるけど同情ってなによ』
妓夫太郎は秘密だ、と教えてくれなかった。
堕姫と顔を見合わせるけどさっぱり分かりません。
.
235人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:まり。 | 作成日時:2020年4月26日 22時