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36:恋愛小説 ページ38

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これは非常にまずい。非常事態だ。

Aに、"竹取物語"を..."恋愛小説"を読ませてしまった




「無惨様...顔色が、悪いようで」

「黒死牟、童磨、猗窩座。これは命令だ。これからAに何かを聞かれても決して応えるな(・・・・・・・)。いいな」




無惨からの唐突な命令。それはいわばAを無視することに値する。そんな事は一度もなかった為、数秒遅れながら「「「御意」」」と、返答した。




「して...なぜAからの質問に答えてはならないのです?」

「特に童磨、お前は決して口を開くなよ」

「ちょっと無惨様俺の質問無視しないで」




竹取物語────物語の元祖と言われた日本最古の物語である。

平安時代初期に成立した物語であり作者は不明。




"平安時代"?




「無惨様、ひょっとしてーーー......」

「口を開くなと言っはずだぞ童磨。それにお前の考えていることとAの状態は関係ない。余計な詮索はするな」

「...御意」




それから数分後、急に椅子から立ち上がったかと思えば上弦達の方を見て一言




『ねぇ

──────────"恋"って何?』




"恋"

それは、頭脳明晰なAが唯一分からない感情である。




「「「.........は?」」」









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37:恋→←35:タイトル



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作者名:まり。 | 作成日時:2020年4月26日 22時

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