34:デート ページ36
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数時間後、ノンストップで攻撃を交わし続けていた襧豆子がドテ、と片膝をついた。
限界だったのだろう。上弦をも上回るAをここまで相手にしたのは大したものだ。
倒れる直前の襧豆子を受け止めて
ずっと二人の特訓を見ていたしのぶに襧豆子を預けた。
「お疲れ様でした。襧豆子さんは寝かせておきますけどAさんはどうしますか?」
『この通りまったく疲れてないんでねぇ〜
......恋柱サマとお話でもして待ってるよ』
「!...そうね!いっぱいお話しましょ!!」
分かりました、としのぶちゃんが医務室へ
さてさて、さっきからものすごい視線をこっちに飛ばしてくる恋柱サマのお話に付き合ってあげましょ〜
『それで...さっきからお熱い目線を飛ばしてくるのはデートのお誘い?』
「Aちゃんとデートも是非行きたいわ!
でも、その...名前で呼んで欲しくて......」
わーお。私が知らない間に世の女の子はこんなにピュアピュアになったらしい
江戸とか明治はやばかったからね
『あらま、そんなかわいいお願いならなんでも聞いちゃうよ〜よろしくねぇ"蜜璃ちゃん"』
「やっぱり可愛いわ!キュンキュンしちゃう!!私もAちゃんって呼んでもいいかしら?ずっとしのぶちゃんが羨ましくて...」
『もう呼んでるけどね〜、こっちは全然構わないんだけどね、うん』
「どうしたの?やっぱり嫌だっかしら!?」
『あ〜違う違ういい子は基本welcomeよ』
あなたのセコムがやばいのよ!!!!!
うっかり殺しちゃうかもだよ、どうしても飼い主はあんなに凶暴で愛蛇の鏑丸ちゃんはあんなにかわいいのかね
蜜璃ちゃん自体はなんもないんだけどね。まぁいっか
『それで...さっきの話マジ?』
「ほんとよ!ね、今度会いに行きましょ!!宇髄さんと煉獄さん絶対喜ぶわあ!」
蜜璃ちゃんの周りからお花が見える。うん、あなたのセコムがいないんなら構いませんよマジで
『それより蜜璃ちゃんとデートに行きたいな』
「きゃあ〜!Aちゃん大好きよ!キュンキュンしちゃう!!」
こりゃあのセコムも苦労するねぇ〜だからって邪魔したら殺しちゃうかもだけど
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作者名:まり。 | 作成日時:2020年4月26日 22時