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22:大人気ない ページ24

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『血鬼術 "核"』

「!...い、きが...」




Aの血鬼術の一つである"核"

相手の心臓を一時的に掌握し、潰すも刻むもAの心次第というかなりえげつない技である。




「おい!時透!!」

「Aさん、そろそろ解除を」

『えー前もって言っといたのに』

「駄目ですよ。いくら全集中で筋肉を使って心臓を止めたとしても限界があります」

『はいよ...っと。ごめんね時透君』

「いや...ハァ...ハァ、たし、かに...大人気な、いね...」




僕ちょっと休憩、と木によっかかり呼吸を整え始めた。

殺す気はないんだけどなぁ...




『次は...あ、伊黒小芭内サンの想い人』

「おい鬼舞辻!!」

「おっ...!お、おも...想い人って!きゃー!!」

『え、まだ付き合ってないの?早くくっつきなよ。にしてもすごい変異個体ね。常人の八倍くらいあるんじゃない?刀も変異刀なのね。それに元継子...いい殿方がいるじゃやい』

「ええ〜!?こんなに可愛い子なのに鬼なんて...!胸が痛むわあ。でも負けてられないわ!!いくわよ!
恋の呼吸 参ノ型 恋猫しぐれ!!」

『わお、しなりえげつな...いやでも、いける...?
血鬼術 "幻影"』

「嘘!消えちゃったわ!」





その刀危ないんでね、ちょいと失礼




「え!?何かに引っ張られ...きゃあ!!」

「甘露寺!!」




こんなに心配してくれる殿方がめちゃめちゃ近くにいるのに罪ですねぇ...

これでいっか




『はい、終わり』

「あわわわ...!!私ったら!Aちゃんに怪我させちゃったわ!ごめんなさい!!」

『え、ごめんこれわざとなんだけど』

「ええ!!だってだって!刀が腕に巻きついて...!」




左腕の自己犠牲、と言ってもすぐに再生するが。

曲がる柔らかい刀は折るのも面倒なため、掴んでしまおうというAの考えであるがどうやら相手はそうは思ってないらしい。




『鬼なもんで、のーぷろぶれむです』

「のー...ぷ、?ああ...でも負けちゃったわ」

「甘露寺、よくやった。こいつには俺が然るべき制裁をーーー......」




あ、次の方はあなたですか伊黒小芭内サンよ

甘露寺センサー恐るべし!

この人も刀ぐにゃぐにゃ曲がるんだよなぁ...









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作者名:まり。 | 作成日時:2020年4月26日 22時

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