【鬼滅の刃】蝶よ花よ妹よ (ページ16)

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14:鬼ページ16

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『正直に言えばいいのに。どうせすぐバレるんだから。ねぇ竈門炭治郎君？』

ちょっとそんな顔しないでよこっちが悪者みたいじゃん

｢......その、貴方は...鬼、ですよね？｣

『勿論。正真正銘血鬼術を使う異能の鬼だよ。よろーーー』

よろしく。と言い終える前に柱全員が抜刀し、彼女の頚を斬った(・・・・・・・・)。

『気が立ちすぎ...酷い人達だわ。でも美味しい毒をありがとう。胡蝶しのぶサン』

そう、彼らは全員彼女の頚に刃を振った。それに関わらず彼女は生きている。頚にはなんの傷跡もない。

避けたか？いや、そんなはずはない。確かに頚を斬った感触があった。

柱全員が思ったがそうではない。確かに彼らの刃は確実に彼女の頚を斬った。だが斬っただけ。

彼女の再生速度、能力は兄であり鬼の始祖である鬼舞辻無惨を超えている。
頚を斬られるその直前。無意識に攻撃を察知した彼女の細胞が斬られる前から修復の済んだ細胞を作り出し
斬られるのと同時に再生した(・・・・・・・・・・・・・)のである。

その旨をのらりくらりと伝えれば更に柱達は警戒し、産屋敷を護るようにAに立ちはだかる。

悲しいねぇ。こっちはただ見学してただけなのに

｢みんな、落ち着いて。彼女は大丈夫なんだ｣

｢お館様！この者は一体...何故陽光の下にいるのに体が崩壊しない？｣

そんなびっくりした顔しないでよ。うん、確かにね、太陽はとっくの昔に克服してますよ。でもだからってそんなに驚く？

産屋敷の方を見れば笑いかけられた。おいコラこちとらご先祖さまだぞ、まぁ気にしないけど

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