13:柱 ページ15
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『!...累君がやられた。これは...柱か』
夜明け前、読書中に消えた累の気配。
鬼殺隊と戦ってるんだろうとは思っていたがまさか負けるとは。
『久しぶりに会いに行こっかな〜』
うん、行こう。なんか面白そう
こーゆー時ほんとにおにー様の呪いがなくてよかったと思います。呪いがあったら遊びに行けないもんね
無限城を飛び出して鬼殺隊の本拠地、産屋敷邸へ向かう。
『強い気配が九つ...それに、あぁ浅草の男の子じゃん。妹は鬼か、いいねぇ。竈門炭治郎、ね』
あれ、二年前におにー様あの子の家襲ってなかったっけ?
まぁいいや。あ、今日は柱合会議なのね
『血鬼術 "幻影"』
Aの血鬼術の一つである"幻影"
姿、気配を消し、まるでずっとそこにいたかのように思わせる技である。
へぇ、妹は人を襲わないんだ、なるほどね。おにー様が嫌がるわけだわ
それにしてもあの稀血の柱...不死川実弥だっけ?お顔が怖いよ傷だらけだし...
「ではこれで、襧豆子が人を襲わないことが証明できたね
ーーーいるんだろうA。こっちへおいで」
あら、気づかれてたわ。やっぱ当主は違うね
お呼ばれはしたから行きますけど
『久方振りだねぇ...産屋敷』
「テメェ!!!お館様に何たる口の言い草!!」
「いいんだよ実弥。彼女はA。私の...古い友人だよ」
回りくどい言い方をする産屋敷にAは苦笑いをしながら塀から飛び降りた。
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作者名:まり。 | 作成日時:2020年4月26日 22時