I'll be there whenever you need ページ5
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私は告白宣言を壱馬にしたあと、
夕日を浴びながらふたりで家へと続く道を歩く。
半歩前を歩く壱馬は何も言わずに
ただただ前を歩いてる。
壱馬「 …なぁ 」
急に立ち止まったから私も足を止めると、
くるりとこっちを振り返った。
壱馬の表情からは何も読み取れないから
どうしたの、と声をかければ
壱馬「 いつ、言うん 」
「 え? 」
壱馬「 北人に 」
壱馬の鋭い目に捕らえられて
答えざるを得ない、そんな状況。
「 …後夜祭かな 」
壱馬「 ふーん 」
「 なっ、聞いといてふーんってひどくない? 」
壱馬「 あぁごめんごめん
もし、ふたりがうまくいっても俺と仲良くしてくれる? 」
少しだけ寂しそうに、悲しそうに
不思議なことを聞いてきた壱馬
「 何言ってるの壱馬 当たり前でしょ? 」
壱馬「 そっか、そうやんなぁ 」
嬉しそうに笑みをこぼした壱馬、
同時に悲しそうに見えたのは気のせいなのか。
今にも消えてしまいそうに見える壱馬は
ゆっくりとまた歩を進めた。
壱馬「 なぁもしもの話なんやけど 」
「 ん? 」
壱馬「 俺がもしAと北人の元を離れるとしたらどうする? 」
壱馬が私と北人のそばを離れる…
もう三人でいられないの?
壱馬は曇った私の表情を見て
もしもの話だから、って笑った。
壱馬「 んで、どう? 」
「 もし壱馬が望んで離れるのなら止めない。
けど、なんらかのせいで離れなければいけないなら私たちは絶対に壱馬から離れないよ。 」
私はそうも簡単に壱馬と北人から
離れることなんて出来ない、離れたくないんだ。
壱馬「 …ありがとな 」
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chess(プロフ) - YURINOさん» ありがとうございます!ご期待にそえるよう頑張りますね! (2020年8月20日 17時) (レス) id: 07a190f439 (このIDを非表示/違反報告)
YURINO(プロフ) - いつも更新楽しみにしてます!続きがすごく気になります!楽しみにしてます! (2020年8月20日 0時) (レス) id: 2f2d9b9639 (このIDを非表示/違反報告)
chess(プロフ) - あゆみさん» ありがとうございます!私の少ない語彙力で書いている作品ですが、そう言っていただけて嬉しい限りです! (2020年8月17日 23時) (レス) id: 07a190f439 (このIDを非表示/違反報告)
あゆみ(プロフ) - はじめまして!一気に読んじゃいました(笑)感情移入してしまって、多々泣いてしまいましたが…3人とも報われてほしいです。 (2020年8月17日 15時) (レス) id: 3116574168 (このIDを非表示/違反報告)
chess(プロフ) - るぶさん» コメントありがとうございます!見守っててください〜〜 (2020年8月14日 23時) (レス) id: 07a190f439 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:chess | 作成日時:2020年7月2日 21時