私と彼らの青春【Hokuto】【Kazuma】

僕を感じて ページ17

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母「 A〜？朝だよ起きなさーい 」








今日もウザったいくらいに眩しい朝日が

私の部屋に射し込んできた。


こんな日くらい、雨でもいいのに…









すると突然ドアがノックされる。








慎「 A？朝だけど、起きてる？ 」


「 …んー、起きてる…。 」








ガチャ、と扉が開いて顔をのぞかせる慎


私は朝弱くないし、起きてこないのがめずらしいから

様子を見に来たってところだろう。









慎「 なんかあった？ 」


「 …んーん……。 」


慎「 …そっか。

あ、ちなみに今8:30で壱馬さんもう待ってるよ 」








ガバッ








「 嘘！！！！ 」


慎「 うん、嘘。 」


「 は…… 」


慎「 何悩んでるのか知らないけど、
とりあえず壱馬さんにでも相談すれば？ 」


「 壱馬には出来ないよ 」








北人のことなんて、相談できない。

壱馬は私のことを想ってくれてるんだし…








慎「 …ふーん

まぁ、僕か友達にでもいいからして。
Aってすぐひとりで溜め込むし。 」


「 慎…、ありがとう…！ 」


慎「 はいはい。じゃあ顔洗ってきなよ 」


「 はぁい 」








我が弟、なんて優しいんだ。


私の周りには気が遣えて、優しい人間沢山いるのに

よりによって

なんであんなあほくと好きなんだろう。

まぁ慎は弟だから置いといて、

壱馬とかよくよく考えなくても

パーフェクトボーイじゃない？


なんて若干軽くなった気持ちで

洗面所で顔を洗う。









「 …うわっ 鼻の中水入った！ 」


慎「 変な姉…… 」









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