私の青春【Hokuto】【Kazuma】

この胸に抱き寄せたい ページ49

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月曜日の朝 _____









「 おはようござーす 」


壱馬「 おはようさん 」


北人「 おはよー… 」









今日も家の前で待ち合わせて、

三人でいつもの並木通りを喋りながら歩く。









「 今日から実習生来るんだよね 」


壱馬「 おん 」


「 イケメンがいいなー 」


壱馬「 Aはイケメンに相手されんやろ。笑 」









この男はサラリと悪口言ってきたね。


私これでも顔可愛いって言われるんですが

主にまこっちゃん(シスコン)と昂秀にね。

性格の問題なのか？

まあ、とりあえず悪口言ってきたから









「 成敗！ 」


壱馬「 いたっ、ごめんごめん嘘やから 」


北人「 大体 こんなに近くに

イケメンふたりいるのに何が不満なの？ 」


「 イケメンふたり……

慎と壱馬のこと？確かにそうだよね 」









ええ、私もシスコン拗らせてますんで

慎が可愛くて可愛いしょうがないんですわ、

ってそんなことじゃなくて。









北人「 確かにまこっちゃんもイケメンだけど

イケメンなんて俺のことでしょどう考えても 」


壱馬「 めっちゃ堂々と言うたなやばいわ 」


「 羞恥心というものを知らないんだネ 」


北人「 …めっちゃふたりともムカつく 」









4月はあんなに綺麗に桜が咲いていたのに

今ではもうすっかり緑の葉に代わって

夏を予感させている。


まだ6月なのにこの暑さは参っちゃうよ。

現に壱馬は半袖シャツで、

北人は長袖シャツの袖を捲ってる。









北人「 あっちぃ… 」


壱馬「 なんで今日も長袖着てんの？ 」


「 バカだからじゃん？ 」


北人「 あー夏服出すのめんどくさー 」









今日も三人で校門をくぐると

可愛い女の子の声が北人の名前を呼んだ。







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