私の青春【Hokuto】【Kazuma】

連れ去ってしまいたい ページ47

．
．









「 あー涼しいー…

ここは天国なのか私は死んでしまったのか 」


壱馬「 なにゆうてんの？ 」


北人「 やっぱりバカは言うことが違うなー 」


「 うるっさいな 」









ただいまコンビニでアイスコーナーを物色中、

ガリガリ君にしようかICE BOXにしようか

それともハーゲンダッツか…。

どれも食べたい、けどお小遣い…









壱馬「 俺 ピノにするわ 」


北人「 俺ハーゲンダッツにしよ 」


「 うーん…… 」


壱馬「 奢ったろか？ 」


「 いや、いい 」









そんなに迷うことか？なんて笑われた

いやいや、部活後のアイスって別格なんだよ？

だったら尚更厳選しないとね。









「 うーんじゃあガリガリ君にしよ 」


壱馬「 じゃあレジ行くで 」


北人「 壱馬奢ってくれるの？！ 」


壱馬「 自分で払えよ… 」









壱馬は北人にはそう言って、

私のガリガリ君を奪って一緒に会計してくれた。



壱馬ってなんにも言わずにこうやってくれるところ

本当に紳士だと思う。

壱馬って顔整ってて頭良くてスポーツ出来て、

歌上手いのになんで彼女いないんだろう…


告白されてるのは何回か見た事あるけど

付き合ってる、なんて聞いたことないし。









「 はっ！もしや…

私と北人っていう手のかかる奴らがいるから…？ 」


壱馬「 ひとりで何喋ってんの？ 」


北人「 なんかわかんないけど俺ディスられた？ 」









気づけば二人とも会計は終わっていて、

外に出てきていた。

あたりは夏に近づいてくる時期とはいえ、もう暗い。

時間的にも夜ご飯の時間だから

アイスは食べずに家で食べることが決定した。









壱馬「 そういえば
月曜日から教育実習生来るらしいで 」


「 興味なーし 」


北人「 可愛いセンセーがいいなー 」


「「 サイテー 」」








．
．

この腕で→←このまま君を

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す