私の青春【Hokuto】【Kazuma】 (ページ5)

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I've been longing for your love ページ5

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山彰「はい二年の時にやったテスト返却するから」

数学の山本彰吾先生

この人も一年生の頃からお世話になってるけど、

いまだにつかめないやましょー先生

先生の作る数学のテストはかなり難しい。

北人「うわ絶対に赤点な気がする… 」

「同じく… 」

五十音順で後ろから数えた方が早い私たちは

手を合わせてお祈りするけど、

今更テストの点数が変わるはずもないよね。

北人は嫌すぎて机に伏せてるし。

山彰「壱馬ー」

壱馬「はい」

壱馬は教壇にいる先生の所まで行って

テストの解答用紙をもらう。

プリントに書かれた点数を確認した後、

私たちを見てピースサイン

「絶対良かったんだ」

北人「まあまあ落ちこぼれ組で仲良くしよーよ」

机に腕を乗せたまま顔だけこちらを向ける

綺麗なくっきり二重で小さな鼻、ぷるぷるの唇

こんなの好きにならないわけないよなぁ

まぁ私が好きになったのは彼の見た目だけじゃない。

北人の中身を好きになった。

山彰「 Aー長谷川Aー長谷川A！！」

「うぎゃっ」

北人「 …ぷふっ」

頭上で叫ばれた私の名前

顔をゆっくりと上げれば青筋を立てている先生

隣でクスクス笑う北人

山彰「俺が呼んでるのに無視するし、
テストの点数悲惨だし…ふざけてる？」

「滅相もございません」

山彰「ほら見ろこの点数」

ピラピラ、と目の前で揺れるプリントには

大きく赤い文字で20点と書かれている

決してこのテストは50点満点ではない。

山彰「放課後残って課題な」

「えっ」

北人「ははっ」

山彰「北ちゃんおまえもだからね」

バンッと北人の机に置かれたプリントには

目を疑うような一桁の点数でした。

「 ……ばかだね」

北人「 ……Aもね」

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