私の青春【Hokuto】【Kazuma】 (ページ36)

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君が僕の世界をページ36

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そのあと昼休みを告げるチャイムが鳴って

ふたりでくだらないこと話しながら教室に戻った。

でも内心北人に無駄にドキドキしながら歩いてたから何話したかあんまり覚えてない。

壱馬「おーサボり達おかえり」

「ただいまー」

北人「ただいま。げ、今日高級パンの日かよ混むじゃん最悪」

月に1回ある高級パン屋の購買、

今日はどうやらその日らしくて多くの生徒が購買へ走っていく。

美味しいって評判だからね

「早くしないとなくなっちゃうよ？」

北人「あーもうめんどくさ。

壱馬 A 先食べてていいよ」

「「言われなくてもいただいてまーす」」

壱馬は既に唐揚げを食べながらモグモグ、

私は白米にふりかけをかけながら声を揃える。

北人は購買愛用者だから渋々財布を持って購買へ走っていった。

壱馬「さてと今日はなんやと思う？」

「たくさん女子からなにか貰って帰ってくる」

壱馬「俺は今日戻ってこうへんと思う」

今回も賭けるアホな私たち

夏が近づく少しだけ暑い教室で弁当を食べ続ける。

「なんであんな遊び人になっちゃったのかな… 」

壱馬「 …… 」

「壱馬…？」

お弁当のウインナーをじっと見つめながら

意識はここにあるようでない。

揺すってみるとん？って優しく笑う

いやおまえ話聞いてなかったやろ。

壱馬「ごめんごめんなんやったっけ」

「もういいよー」

壱馬「そんな怒らんといてや」

「怒ってないし！」

壱馬「そんな怒ると可愛い顔が台無しやで？」

「なっ…！」

壱馬がそんなこと言うなんて思いもよらなくて

思わず固まってしまった。

壱馬「あ、北人きた」

「あ、私の勝ち」

たくさんのお菓子とパンを持った北人が帰ってきた。

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