世界が変わっても君と (ページ9)

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episode9 ページ9

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湊「みんな集まった？
今からDBKの打ち合わせするよ」

「「はーい」」

湊「じゃあまず… 」

龍友「はいはーい！湊さんその可愛い子誰？」

いかつめな人に指を差された。

隣に座っていた慧人くんが

あの人はGENERATIONSの数原さんだよ、と教えてくれた。

湊「あれみんなに会うのは初だっけか
じゃあA挨拶して！」

「あ、はい！」

椅子から立ち上がると両隣の慧人くんと颯太くんに

すごい心配そうに見つめられた。

自己紹介だけだから全然大丈夫だよふたりとも

「 FANTASTICSのマネージャー補佐してます
瀬野Aです。よろしくお願いします！」

翔平「俺と藤原樹の幼馴染でもあります！」

小森「え、まじ？！」

片寄「ってことはAちゃん九州出身なんだ？」

「はい。
中学生の頃にこっちに引っ越してきました」

わたしがいっちゃんとサヨナラした頃。

離れるの寂しくて泣いてたけど

いっちゃんは一回も泣かなかった。

ねぇわたしと離れて寂しいと思ってくれてた…？

龍友「はいはーい質問！
ちなみにAちゃん男おる？」

誰かがブッ、と吹いた。

数原さんは突然何を言い出すのだ。

佐野「龍友くん狙ってんの？」

中務「やらしー」

片寄「ごめんね。
この人の質問答えなくていいよ」

龍友「なんでや！みんなも気になるやろ！」

大樹「うちの子いじめないでもらっていいすか！」

大樹くんがすかさず口を挟んで

数原さんから庇ってもらえた。

しかしそれではあの人を止める事は出来ず……

数原「大樹なに彼氏ヅラしとんのや！」

小森「そうだそうだ～！」

佐野「瀬野さん。このおじさんうるさいからいるかいないかだけ言ってあげてごめんね」

ええ…

まあそんなもったいぶることでとないしいいか。

「いません彼氏」

数原「よっしゃあ！」

わたしを見つめる視線が二つあったことを

私は知らなかった。

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