世界が変わっても君と (ページ42)

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episode42 ページ42

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__「まぁまぁ好きな席座って！」

「あ、はい、… 」

グイグイ背中を押されて

陽当たりが良さそうな窓際の席に着く。

当然その前に壱馬くんが座るんだけど

その横にマスターも座ってニコニコ。

壱馬「なんでマスターも座ってんすか」

__「ええやんええやーん」

壱馬「注文頼んだらあっち行ってくださいよ」

__「分かってるって～」

マスターと壱馬くん本当に仲良いんだなぁ。

私と話してる時の壱馬くんは大人っぽいけど

マスターと話してる時の壱馬くんは年下っぽい。

なんだかその様子が微笑ましくて口角が上がる。

__「 Aちゃん何がいい？
ここのオススメはアイスカフェオレやねん！」

「あ、じゃあそれで」

__「了解。壱馬はブラックでええよな？」

壱馬「そうっすね」

__「じゃあごゆっくり～」

ニコニコしながらキッチンに戻っていくマスター。

すると壱馬くんがふぅ、と一息をつく。

壱馬「なんかごめん。マスター騒がしくて」

「いや、全然。面白くて素敵な人だね」

壱馬「地元でお世話になってた先輩でさ、こっちでカフェ開く言うてたから何度かメンバーも連れてきたことある。」

「へぇ！だから関西弁なんだ」

壱馬「それからメンバーも結構ひとりで来たりしてるみたいだし、Aも良かったらまた来て」

「うん！」

＂プルルルル＂

壱馬くんのケータイが鳴る。

ちょっとごめん、と言って席を立って

店の外に出ていった。

__「おまたせ～」

「わ、美味しそう」

__「そうやろ～？このグラスも気に入ってん」

「じゃあ、いただきます」

コーヒーとミルクのバランスが最高で

すごく美味しい。

__「んでAちゃんは壱馬と結婚すんの？」

「ごふっ、」

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