世界が変わっても君と (ページ37)

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episode37 ページ37

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ピピピ…とアラームで目覚める朝。
今日は昨日と違って清々しいほどの晴天。

「うわ、めっちゃ目腫れてる…… 」

洗面所で顔を洗う時に鏡を見ればこのザマ。
昨日泣きすぎちゃったせいだ。

しょうがない今日はメガネをかけていこう。

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事務所についてファンタの皆に会えば
どうしたの？今日はなんでメガネ？と質問攻め。

…ふられて泣いたからです、なんて言えない。

勇征「俺で良ければ話聞くよ？」

「うん、ありがとう勇征」

勇征「無理すんなよ」

勇征に頭をポンポンされて、
そのままふらーっと楽屋を出ていった。

今から撮影なのにどこ行くの？
後ろからクスクスと笑い声が聞こえる。

振り向けばそこには澤夏さん

澤夏「勇征かわいいなぁ」

「勇征…？まぁたしかに可愛いですよね」

ちょっとばぶみがあるところとか、って言えば
それもそうだけどまぁわかんないかと笑われた。

…なんだろう、澤夏さん不思議ちゃんだ。

澤夏「そういえば湊さんが呼んでたよ」

「うぇっ」

澤夏「 Aどこだ～って騒いでた」

「それを早く言ってくださいよ！」

澤夏「ごめーん」

手を合わせてニコニコ笑う澤夏さん

ファンタはどうしてこうも癒し系が多いのか。
それに本当に澤夏さんは歳上なのか。

そんなことよりも急がなきゃ。
湊さん今頃大声でA～って叫んでるに違いない。

「じゃあわたし行きます！」

澤夏「はーい、いってらっしゃい」

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その頃の湊さん

湊「おーい！A～！Aどこだ～！」

黎弥「湊さん声でかいっすよ」

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