世界が変わっても君と (ページ29)

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episode29 ページ29

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ふわふわする。
お酒たくさん飲んじゃったからかな。

__「 A起きて」

「ん…… 」

聞いたことある声。
あれ…というか私なんで寝てるんだ？

壱馬「あ、起きた」

「ひょえ」

壱馬「なんちゅう声出してんねん」

寝起きに壱馬くんの綺麗な顔がドアップに。
これは心臓に悪くない？負荷がすごいよ

当の本人はケラケラ笑ってご機嫌っぽい。

壱馬「相変わらず寝起きはぼーっとしてんなぁ」

「えーあー…まこっちゃんは？」

壱馬「慎は今トイレ」

「そっか、今何時……えっ、もうこんな時間？」

壱馬「そ、日付けもうすぐで変わる」

「わたしまこっちゃん出てきたら帰ります」

慎「あ、Aさんやっと起きたー」

ポリポリお腹をかきながら出てきた。
まこっちゃんも酔ってるのかぽやぽやしてる可愛い

「まこっちゃんわたし帰るね。あ、でも片付けしなきゃ」

慎「いいっすよ俺らでやっとくんで」

壱馬「じゃ、俺部屋まで送るわ」

「だっ大丈夫です！すぐそこなんで！」

立ち上がって部屋から去ろうとすれば、頭の中がぐわんぐわん揺れてぐるぐるして足元がふらつく。

あ、思ったより酔い冷めてない。
後ろを振り向けば座ってた壱馬くんが笑ってた。

壱馬「な？言うこと聞いといたらええねん
ほらいくで。腕掴まってな。」

「すみません… 」

壱馬くんの程よい筋肉のついた腕にそっと掴まる。

…やばい、ドキドキする。

慎「 Aさんまたね～」

「あ、うんまこっちゃんまたね」

ソファーに寝転がってる家主に挨拶して部屋を出た。

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