世界が変わっても君と (ページ25)

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episode25 ページ25

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亜嵐「はい。ってなわけで以上会議終了」

亜嵐さんの声で会議が終了。

わたしも片付けをしようと動き出すと

ぬっと現れた背の高い金髪の人…まこっちゃん

「まこっちゃんってかまってちゃんタイプだったんだね」

慎「かまってちゃんじゃないっすよ」

「私片付けするからちょっとそこどいて」

どいて、って言ったはずなのに

私の行く先行く先に着いてくるし目の前に来る。

慎「 Aさん今日1日事務所ですか？」

「うんそうだけど」

慎「俺らも今日1日事務所なんすよ」

「へぇ。で？」

慎「帰りも送ってください＾＾」

……は？

「いや私今日遅いし… 」

慎「待ってます」

「わたしあなたのマネージャーじゃないんだけど… 」

慎「いいじゃないすか。帰る所同じなんだし」

壱馬「は… 」

「え…… 」

まこっちゃんと話していたせいで

後ろから近づいてきてた壱馬くんに気づかなかった。

壱馬「一緒に住んでんの…？」

「住んでないです住んでない」

壱馬「いやでも今言うてたやん」

「いや、それは…あの、」

慎「僕とAさん同じマンションなんですよ」

言いやがった。

普通にサラッと何事も無かったかのように。

壱馬「あの駅近い高層マンション？」

慎「そうっす
昨日の夜たまたま会って朝も送ってもらいました」

壱馬「へぇそうだったんや」

慎「だから壱馬さん安心してくださいね」

ん？なにが安心？

待って待って。急に会話について行けなくなった。

慎「内心モヤッとしました？」

壱馬「慎うるさいわ。笑」

慎「壱馬さんまじわかりやすいっす
気づいてないのこの人くらいですねホント」

「え？なんですか」

まこっちゃんに指を差されて

壱馬くんと共に呆れ顔をし始めた。

なに、さっきからなんですか。

誰か教えてくれー！！

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