episode24 ページ24
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「 はい まこっちゃん降りて 」
慎「 …ん、もうつきました…？ 」
後部座席で眠りについてたまこっちゃんの体を揺らす。
薄目を開いていつも以上にゆっくり話し始めた。
「 着いたから降りてください 」
慎「 はーい
あ、Aさん場所どこ？ 」
「 昨日と同じ部屋で会議だよ 」
慎「 了解です 」
事務所のエントランスをくぐって
エレベーターまで向かおうとすると前方に黒い人。
隣のまこっちゃんがその人の存在に気づいて
わたしを連れてその人の元へ向かっていく。
慎「 壱馬さんおはようございます 」
壱馬「 慎か、おはよ…A？ 」
マスクと帽子の隙間から見える瞳と目が合った。
そうだ、
そういえば昨日この人に抱きしめられたんだった…
「 …オハヨウゴザイマス 」
慎「 ふはっ…カタコト 」
壱馬「 慎とA一緒に来たん？ 」
慎「 そうなんです。
実は僕とAさんおな、イタっ…… 」
口がすべりかけたまこっちゃんの背中をぎゅーっと摘んでやった。
この人何言おうとしてんの？
まこっちゃんと同じマンションなのは悪いことじゃないけど
なんか壱馬くんに知られたらいつか来られそうで嫌。
壱馬「 …慎？ 」
慎「 いってぇ… 」
「 違うんです。
さっきエントランスのとこでたまたまお会いして 」
壱馬「 ふぅん そうなんや 」
「 はいそうなんです〜 」
慎「 …Aさんまじで力強いっす 」
ボソッと呟いてきて顔は恨めしそう。
え、でもこれに関しては私悪くないよね
だって昨日自分から秘密にしときますって言ってたじゃん。
「 あ、エレベーター来ましたよ 」
慎「 壱馬さーん？乗りましょ 」
「 ちょっとまこっちゃん頭に腕のってる 」
慎「 Aさんチビで見えませんでした 」
「 なんだとこら 」
わちゃわちゃしている私たち。
壱馬「 …あのふたりあんな仲良かったっけ 」
壱馬くんには嘘ついてることすぐにバレそう…。
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ゆりか(プロフ) - ドロドロな展開待ってます！！ (2021年1月26日 15時) (
レス) id: ce3588ab80 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：chess
| 作成日時：2021年1月12日 8時
