世界が変わっても君と (ページ17)

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episode17 ページ17

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マンションの駐車場に車を停めて、マンションの横にあるコンビニで夕飯を買ってマンションに入る。
普段は自炊してるけど久々に出勤したからそんな気力もない。
だからサラダとおにぎり。女子力ないけどしょうがない、そういう日があってもいいと思うんだよね。

唯一の救いといえば同じマンションに知り合いが住んでいないことかな。
エレベーターの上のボタンを押すと横に人が立った。

__「あ」

「え＂…… 」

本日二回目の変な声。

さっきの発言でフラグ立てたからダメなのかな。
じゃなきゃこんなことってある…？

慎「 …えーっとAさんでしたよね、」

「あ、はい。
えーとランペイジのまこっちゃんさん、
あ、いや…長谷川さん」

慎「ふはっ(笑)
全然まこっちゃんって呼んでもらっていいですよ」

「まこっちゃんさん…… 」

慎「そのあだ名に＂さん＂付けするのは
ダサいんでダメっす(笑) 」

「じゃあ…まこっちゃん…… 」

慎「そうですまこっちゃんです(笑) 」

彼って人見知りじゃないの？
Google先生で調べたらファンの人達はみんなそう言ってるんだけど。あれかな、知ってる人にはグイグイくるタイプ？距離感バカな人？

慎「同じマンションだったんすね驚きっす」

「わたしもビックリした… 」

慎「あ、エレベーターきましたよ」

エレベーターを押さえてわたしを先に入れてくれた。
ありがとう、とお礼をして先に入るとわたしの部屋がある10階のボタンを押した。

ほうほう…さすがジェントルマンだね。
そういうところ女子は嬉しいよきっと、多分。
彼女のひとりやふたりはいるんだろうなぁ…

「まこっちゃん何階？」

慎「 10階です」

「えっ、本気で言ってる？」

慎「本気で言ってるってなんすか(笑)
え、Aさんも10階なんですか？」

「そうなの」

慎「まじ？やばいですね」

「まこっちゃん今まで見かけたことないのに」

慎「まぁファンタとランペイジは仕事時間が違いますからね」

「そういうことなんだねきっと」

慎「これから遅刻しそうだったらAさんに送ってもらお」

「やめてアッシーにしないで」

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