世界が変わっても君と (ページ15)

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episode15 ページ15

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エントランスに着くと揃ってる8人

年下組はすぐに気づいて手を振ってくれた。

世界「やっと来た」

「ごめんなさい世界さん」

世界「俺らのこと忘れてんのかと思ったわ」

なんて笑ってるので怒ってはないみたい。

というか年上4人組(世界さん大樹くん黎弥くん澤夏さん)は湊さんが運転するんじゃ…？

その疑問はすぐに大樹くんが気づいてくれた。

大樹「さっき湊さんから連絡来てて急用で行けなくなったからAに送ってもらってって言われた」

「えっそんなこと聞いてないんですけど…！」

大樹「だって俺のとこにしか連絡来てないもん」

「じゃあとりあえず早く行きましょ」

わたしが車のキーを出して駆け出すと

後ろでワチャワチャしながら着いてくるみんな。

なんか学生時代に戻ったみたい、と

黎弥くんと大樹くんがはしゃいでてかなりうるさい。

するとなっちゃんと勇征がわたしと横に来た。

わたしは必死だというのにふたりはかなり余裕そうで

体力のちがいをかなり実感してるよ…

勇征「ていうか駐車場の場所分かってる？」

「あ… 」

堀夏「えっ場所分からずに走ってたわけ？」

「そうなりまする… 」

勇征「薄々感じてたけどAってやばいよね(笑) 」

「ちょっとそれどういうこと！」

勇征「ごめんごめん怒んなって～」

堀夏「なんでこんな時間かかってたの？
誰忘れ物でもしてた？」

コイツ……！

自分がスマホ忘れたことも気づいてないんだな。

走りながらカバンに入れてたスマホを取り出して

なっちゃんの腕にべしっと強めに当てる。

「なっちゃんが忘れ物したんでしょ」

堀夏「うわホントだ！」

「もうこうなったのなっちゃんのせいだからねっ」

壱馬くんのことは

絶対になっちゃんのせいじゃないけど

なっちゃんのせいにしとこ。

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