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ｰAside
店に入って注文したものが運ばれてくると、夏恋が口を開いた。
夏恋「…それで、何があったの？」
A「…この間、撮影があって…。」
俺は優くんと再会してからのことを話した。
A「…それでさっき、鞄思いっきり投げちゃって…。」
夏恋「嫌いになった訳じゃないよね。
意地張っちゃったんだよね。」
A「…うん。」
夏恋「Aちゃん、樹くんのこと好きなんだよね？
多分、樹くんも同じだよ。」
A「え…？」
夏恋「意地張ってるだけ。
あ、あと何か誤解してるかな。
ちゃんと話さなきゃダメだよ。
今のままじゃ、絶対ダメ。」
A「…うん。
ちゃんといっちゃんと話す。」
夏恋「うん。よし、食べよ！」
A「ありがと、夏恋。
ちょっとすっきりした。」
夏恋「どういたしまして。
萩花だけじゃなくて、夏恋にも相談してね？」
A「うん。」
俺は頷いて、切り分けた肉を口に運んだ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
…緊張する。
あの後、財布の入った鞄をいっちゃんに投げつけたためにお金を持っていなかった俺は、夏恋にお金を借りてタクシーで家まで帰った。
そして今、いっちゃんの部屋の前で立ち尽くしている。
何度もノックしようと手を上げては下ろす。
だって、これで別れましょうとかって言われたらどうすればいい？
ていうか、夏恋が天使すぎる。
あ、あと鞄どうなったんだろう。
今はどうでもいい内容が頭の中で交錯する。
…よし、行こう。
腹を括ってノックする。
A「い…いっちゃん。
話があるんだけど、入っていい？」
樹「どうぞ。
俺もAさんに話ありますし。」
後ろから声を掛けられて、俺は文字通り飛び上がった。
A「いっちゃん…。」
…話って、まさか別れ話？
…やだよ、そんなの。
樹「どうぞ。」
がちゃりといっちゃんがドアを開ける。
A「…お邪魔します。」
俺は小声で言って部屋の中に入った。
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直実(プロフ) - 美紀さん» ありがとうございます！これからもよろしくお願いします！ (2019年7月10日 10時) (
レス) id: 30cb587ed2 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - ランぺ大好きですRIKUくんと北人君と樹君と翔吾君と壱馬君とまことくん寄りのオールです最高です移行おめでと (2019年7月8日 16時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：直実
| 作者ホームページ：https://mobile.twitter.com/naomi_shogkazu
作成日時：2019年6月15日 14時
