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-Aside
次の日オフだった俺は、兄さんのところへ髪を染めに行った｡
蒔筝「何色にする？」
A「兄さんに任せる。」
蒔筝「はいはい。」
兄さんが言った。
蒔筝「まさかお前が髪を染める日が来るなんてな。」
A「…ん。」
蒔筝「…なにかあったか？」
A「…なんにもないよ。
ただ、ちょっとイメチェンしよっかなって思っただけ。」
蒔筝「…ならいいけど。
ちゃんと相談しろよ。」
A「分かってる。」
兄さんの手が俺の頭に乗った。
蒔筝「髪伸びたな。梳いとくか？」
A「うん、お願い。」
俺は頷いて、兄さんの手に頭を委ねた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
蒔筝「ほい、出来たぞ。」
兄さんの声で我に返る。
鏡を見ると、明るい金髪の俺がこっちを見返していた。
蒔筝「どう？」
A「最高！
兄さん、ありがとう！」
蒔筝「ならよかった。」
会計をして、店の外に出る。
…皆、どんな反応するかな。
そんなことを考えながら、俺は家に帰った。
A「ただいま帰りましたー。」
陸「あ、Aおかえ…。」
ばったり会った陸くんが固まる。
A「？陸くん？」
陸「力矢さん！陣くん！大変！
Aがグレた!!」
A「は!?」
陸くんに腕を掴まれて、リビングまで連行される。
A「ちょちょちょ、陸くん？」
北人「うっわA、その髪どうしたの？」
A「え…、変？」
北人「いや、似合ってるけど…。」
いっちゃんと目が合う。
しかし、彼はふい、と目を逸らしてリビングを出て行ってしまった。
え…。
一瞬で胸が冷える。
なんで、何も言ってくれないの？
陣「…A、いっちゃんと何かあったん？」
A「ん、ちょっと…。」
そう言って陣さんに笑顔を向ける。
でも多分、っていうか絶対、引きつってる。
A「…俺、部屋戻りますね。」
陣「あ、ああ…。」
部屋に戻って、ベッドに倒れ込む。
なんでだろう。
どこで間違ったんだろう。
俺、何かした？
…したのかな。
でも多分、何かしたよね。
でも、何を？
…もう、意味が分からない。
俺は溜め息を吐いて、枕に顔を埋めた。
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直実(プロフ) - 美紀さん» ありがとうございます！これからもよろしくお願いします！ (2019年7月10日 10時) (
レス) id: 30cb587ed2 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - ランぺ大好きですRIKUくんと北人君と樹君と翔吾君と壱馬君とまことくん寄りのオールです最高です移行おめでと (2019年7月8日 16時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：直実
| 作者ホームページ：https://mobile.twitter.com/naomi_shogkazu
作成日時：2019年6月15日 14時
