68 ページ19
-Aside
今日はいっちゃんと陸くん、壱馬、慎と5人で雑誌の撮影。
5人で廊下を歩いていると、前から見覚えのある人が歩いてきた。
あれ、もしかして…。
？「あれ？A？」
A「やっぱり！優くん、久しぶり！」
優「久しぶり、元気だった？」
A「うん！優くんは？」
優「俺も元気だよ。
あ、今度ご飯行こうよ。」
A「いいよ。」
優「連絡先教えて。」
頷いてLINEを交換する。
優「あ、俺そろそろ行かなきゃ。じゃあね。」
A「うん、バイバイ。」
笑顔で手を振る。
優くんは笑って私の頭を撫でると4人に会釈して歩いていった。
樹「…。」
いっちゃんが無言で俺の手を握る。
A「いっちゃん？」
樹「…行きましょ。」
A「…うん…？」
首を傾げて楽屋に戻る。
陸「A、さっきの人って誰？」
A「雪にぃのモデル仲間だよ。」
慎「…それにしては随分仲良さそうだったけどね。」
A「…昔付き合ってた。」
壱馬が水を吹き出す。
A「汚ねぇ。」
壱馬「ごめん。
…ほんまに言うとる？」
A「誰にだって初めての相手はいると思うんだけど。」
その瞬間、部屋の空気が凍った。
A「…え、なに？」
戸惑っていると、いっちゃんが立ち上がった。
樹「…さっきの奴、優って名前でしたよね。」
壱馬「ちょお、いっちゃん!?何する気や!?」
陸「早まっちゃダメだって！
A、何とかして！」
A「え、俺!?」
慎「原因作ったのはAじゃん。」
慎がぼそりと言う。
A「い…、いっちゃん…？」
恐る恐る声を掛けると、いっちゃんは溜め息を吐いて俺の腕を掴んだ。
樹「…ちょっと来てください。」
そのまま廊下に連れ出される。
A「え…、いっちゃん？」
俺は階段の影に引っ張りこまれた。
背中が壁に押し付けられる。
A「いっちゃ…んっ。」
荒っぽく唇を塞がれた。
A「ちょ…。」
樹「…黙って。」
息をしようと口を開けると、いっちゃんの舌が入ってくる。
A「っ！や…！」
いっちゃんの肩を押すと、彼は俺から離れた。
樹「…すみません。」
囁くように言って、楽屋の方へ歩いて行く。
俺はずるずるとその場に座り込んだ。
…すみませんって、なにが？
…意味分かんない。
そのとき、頭上から声が降ってきた。
？「…A？何してんの。」
A「…優くん。」
優「大丈夫か？」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 367人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
直実(プロフ) - 美紀さん» ありがとうございます！これからもよろしくお願いします！ (2019年7月10日 10時) (
レス) id: 30cb587ed2 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - ランぺ大好きですRIKUくんと北人君と樹君と翔吾君と壱馬君とまことくん寄りのオールです最高です移行おめでと (2019年7月8日 16時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：直実
| 作者ホームページ：https://mobile.twitter.com/naomi_shogkazu
作成日時：2019年6月15日 14時
