RAMPAGEの男装少女

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-Aside

皆でGO ON THE RAMPAGEをパフォーマンスしている間にも、何度も客席を見て確認する。

…やっぱ兄貴たちじゃん。

それを不審に思ったのか、着替えのときに慎に聞かれた。



慎「A、どうしたの？
さっきから何回も客席見てさ。」

A「…兄貴たち来てる。」

慎「えっ!?」



慎が大声を出した。



慎「マジで!?」

A「うん。
なんでだろ、なにも言ってないのに…。」

力矢「A、慎、どうした？」

慎「あ、なんかAのお兄さんたち来てるらしくて。」

力矢「え、マジで!?」



慎と同じような反応をする力矢さん。



力矢「あ、ならさ、終わったら楽屋来てもらえば？」

慎「あ、いいっすね。
俺も久し振りに会いたいし。」

A「…分かりました。
メンバーがいいなら…。」



そう言った瞬間、スタッフさんに呼ばれた。



スタッフ「藤谷さん、スタンバイお願いします！」

A「はい！」



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RMPG「お疲れさまでした！」



アンコールを終わらせ、俺のGOTR初日は終わった。

力矢「あ、A。
あの話、メンバーもいいって。
スタッフさんにも伝えてあるから。」

A「本当ですか？
じゃあ連絡しときますね。」



そう言って兄貴にLINEする。



Aスタッフさんに俺の名前出して

響紀分かった

Aあと、俺は兄貴たちの“弟”だから

響紀分かった
響紀蒔筝たちにも言っておく


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シャワーも浴び終わって、メンバーと談笑していると部屋にノックの音が響いた。

俺より先に立ち上がった慎がドアを開けに行く。

彼がドアを開けると、そこには身長190を超えた筋肉ムキムキのゴリラ。



A「兄貴っ！」



ダッシュで駆け寄る。



響紀「久し振りだな、A。」



兄貴に中に入ってもらう。

その後ろから、兄さんと和にぃ、雪にぃも入ってきた。

りっくんと龍、昂秀が立ち上がる。



陸、龍、昂秀「お久し振りです！」

和樹「久し振り。」



和にぃが笑う。



響紀「いつもAがお世話になってます。
兄の藤谷響紀です。」

蒔筝「蒔筝です。」

和樹「和樹です。」

雪斗「雪斗です。」

翔吾「全員美形やん…。」



翔吾がぼそりと呟いた。

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