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-雪斗side

椀を差し出して雑煮を入れてもらう。

兄貴の料理は美味い。

樹くんも雑煮を食べて目を丸くしている。



和樹「兄貴の雑煮、美味いだろ?」

樹「めちゃくちゃ美味いです!」

響紀「…ならよかった。」





ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー





樹くんが雑煮を食べ終えて箸を置いた。



蒔筝「…で、なにがあったんだ?」

樹「えっと、今日…。」



樹くんが話し始める。

話の途中で、俺は頭に血が上ってくるのを感じた。



和樹「はぁ?んだよ、それ。」

樹「…すみません。」

雪斗「樹くんが謝ることじゃないでしょ。
RAMPAGEのメンバーも悪くない。
Aが女だって知らなかったんだからね。
…でも、その女は許せない。」

和樹「あー、雪斗もそう思う?
なぁいっちゃん、その女のとこに案内して。
締めるから。」

雪斗「ほんとそれだよ。
和樹、潰しに行こう。」

和樹「おう。」

響紀「…ちょっと待て。」



兄貴の低い声が俺たちを止める。



雪斗「なんで止めんの?悪いんだけどさ。
兄貴、俺今最高にムカついてんだよね。」

響紀「分かってる。
だから別に止めるつもりは無い。
…俺も行く。」

蒔筝「俺も。」



4人で樹くんを見る。



樹「ちょっと待ってください。」



樹くんはスマホを出して誰かに電話を掛け始めた。



樹「…あ、もしもしまこっちゃん?
うん…、今Aさんの実家。
Aさんは寝てる。…中山、どこ?
…うん、そっか。分かった、ありがとう。」



電話を切った彼が俺たちを見る。



樹「今、家でなんであんなことしたか聞かれてるそうです。」

和樹「へぇ、それはぜひとも聞きたいね。」

響紀「…案内してもらってもいいか?」

樹「はい。」

萩花「…雪斗くん、私は残るね。
Aちゃん起きるかもしれないし。」

雪斗「ありがとう。」

萩花「あ、でも話は聞きたいから電話通話状態にしておいてくれる?」

雪斗「分かった。着いたら電話する。」

萩花「うん。」



響紀「行こう。」



兄貴はそう言って、車の鍵を取り上げた。

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直実(プロフ) - 玲於菜さん» ありがとうございます!こんな駄作を読んでいただけているだけで嬉しいです。これからもよろしくお願いします (2019年6月2日 17時) (レス) id: 30cb587ed2 (このIDを非表示/違反報告)
玲於菜(プロフ) - この作品めっちゃ好きです!これからも応援してます! (2019年6月2日 17時) (レス) id: 6a5583a7b8 (このIDを非表示/違反報告)
直実(プロフ) - 美紀さん» ありがとうございます! (2019年3月8日 21時) (レス) id: 30cb587ed2 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - ランぺで大好きなのはRIKU君と樹君と北人くんと岩谷翔吾君大好きなんです最高です (2019年3月8日 19時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:直実 | 作者ホームページ:https://mobile.twitter.com/naomi_shogkazu  
作成日時:2018年11月21日 22時

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