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-Aside
砂莉「Aくぅん、ちょっと来てもらっていい？」
A「…分かりました。」
…またか。
そう思いながら重い腰を上げる。
連れて行かれたのは、使われていない小部屋。
砂莉「知ってると思うけど、私Aくんのこと好きなの。
だから、私と付き合って？」
A「…すみません。」
俺は頭を下げた。
砂莉「なんでぇ？砂莉のこと、嫌い？」
嫌いだよ。
でもまさかそんなことを言えるわけもないので俺は本音を押し殺しながら言った。
A「そういうわけじゃないんですけど、今はグループとしても大事な時期だし、正直誰かと付き合うとか考えられなくて。」
すみません、ともう一度頭を下げる。
砂莉「…そっかぁ。私、先に戻るね。」
A「…あ、はい。」
中山が出て行った部屋で、1人溜め息を吐く。
別に、女子から告白されるのはこれが初めてじゃない。
髪も短くて、言葉遣いもこんなんで、服も兄貴のお下がりばかりを着ていた小学校の頃から、周りには俺が男だと本気で思っているやつがいた。
中学に入って、制服になると男子に女装している、とからかわれるようになって。
だから、俺は髪を伸ばして言葉遣いもできるだけ直した。
でも、服だけは相変わらず兄貴たちのお下がりだった。
それの方が良かったし、ひらひらした服は似合わないと思ってたから。
…まぁ、身長と胸の大きさは仕方ない。
胸の栄養が全部身長に行ったんだ、うん。
そういうことにしておこう。
と、そこへ。
慎「Aっ！」
慎が血相を変えて飛び込んできた。
A「…慎？」
慎「A、何があったの!?
中山になにされた!?」
A「は？
ちょっと落ち着けって、なに？」
慎「Aがいないから心配したんだよ!?
近くにいた直己さんに聞いたらAと中山が一緒にこの部屋に入って、Aがまだ出て来ないって言うから…。
…なに笑ってんの。」
不機嫌そうな顔になる慎。
俺はその髪を掻き混ぜた。
A「ごめんごめん。
大丈夫、告白されただけ。
心配してくれてありがとね。」
慎「は!?告白って…、」
A「大丈夫、断ったから。」
慎「…そっか。」
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直実(プロフ) - 玲於菜さん» ありがとうございます！こんな駄作を読んでいただけているだけで嬉しいです。これからもよろしくお願いします (2019年6月2日 17時) (
レス) id: 30cb587ed2 (このIDを非表示/違反報告)
玲於菜(プロフ) - この作品めっちゃ好きです！これからも応援してます！ (2019年6月2日 17時) (レス) id: 6a5583a7b8 (このIDを非表示/違反報告)
直実(プロフ) - 美紀さん» ありがとうございます！ (2019年3月8日 21時) (レス) id: 30cb587ed2 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - ランぺで大好きなのはRIKU君と樹君と北人くんと岩谷翔吾君大好きなんです最高です (2019年3月8日 19時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：直実
| 作者ホームページ：https://mobile.twitter.com/naomi_shogkazu
作成日時：2018年11月21日 22時
