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-彰吾side

A「座ってください。」



そう言われて、俺は床に座った。



A「…驚かないで聞いてくれます?」

彰吾「内容による。」

A「俺、本当は女なんです。」

彰吾「は?」



口から間の抜けた声が漏れる。



彰吾「嘘じゃろ?」

A「本当です。」



AがTシャツの裾をめくる。

綺麗な腹筋と…ブラに包まれたささやかな胸。



彰吾「…えっ!?
なんでそんな嘘ついとったんじゃ?
別に嘘つかんでも…。」

A「もし、最初から俺が女だって分かってたら山彰さんは俺を受け入れてくれましたか?
女の子扱いせずに、他のメンバーと同じように接してくれましたか?」

彰吾「それは…。」



答えられないのは、多分Aを女の子扱いするだろうと思ったから。



A「山彰さんだけじゃなくて、皆そうだろうと思ったんです。
多分、女の子扱いされるだろうなって。
それが嫌だったんです。
普通に接して欲しかった。
…本当は今日言おうと思ってたんですけどね、中山さんが入ってきてうやむやになっちゃったんで。…またタイミング見て言います。」

彰吾「…そっか。
Aが言うまで、皆には黙っとくけぇ。」

A「ありがとうございます。」

彰吾「でも違和感なかったのぉ。
普通に今までAは男だと思っとった。」

A「ほんとですか?」

彰吾「うん。」



Aが笑いながら言った。



A「俺、兄貴が4人いるじゃないですか。
多分そのせいだと思うんすよね。」

彰吾「あー、そっか。
俺の他にメンバーで誰が知っとる?」

A「えっと…、陸くんと慎と龍と昂秀はEXPGが同じだったんで知ってて、あといっちゃんにはバレました。」

彰吾「バレたんか!?」

A「はい。」



てか、とAが続ける。



A「山彰さんの方言初めて聞きました。」

彰吾「…ほうか?」

A「はい。方言っていいですね。」



Aがふにゃっと笑う。



彰吾「…可愛ええのぉ。」



思わずその頭を撫でる。

すると、その頬が赤くなった。



A「…山彰さん、ずるいですよ。」

彰吾「…なにがじゃ。」

A「…笑顔の山彰さんに方言使われて、頭撫でられなんかしたたらきゅんとしちゃうじゃないですか…。」

彰吾「そんなん言われたら俺の方がきゅんとするわ!」



待って、可愛過ぎるんじゃけど。



A「顔赤いですよ?」

彰吾「Aのせいじゃ!」

A「なんで!?」

彰吾「は!?」



…無自覚って、怖い。

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直実(プロフ) - 玲於菜さん» ありがとうございます!こんな駄作を読んでいただけているだけで嬉しいです。これからもよろしくお願いします (2019年6月2日 17時) (レス) id: 30cb587ed2 (このIDを非表示/違反報告)
玲於菜(プロフ) - この作品めっちゃ好きです!これからも応援してます! (2019年6月2日 17時) (レス) id: 6a5583a7b8 (このIDを非表示/違反報告)
直実(プロフ) - 美紀さん» ありがとうございます! (2019年3月8日 21時) (レス) id: 30cb587ed2 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - ランぺで大好きなのはRIKU君と樹君と北人くんと岩谷翔吾君大好きなんです最高です (2019年3月8日 19時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:直実 | 作者ホームページ:https://mobile.twitter.com/naomi_shogkazu  
作成日時:2018年11月21日 22時

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